【闇…】あなたは日々の体重測定していますか?そこにはダークサイドがあります…

今の体型を維持、もしくは今よりも良くしたいというニーズは老若男女を問わず高いですよね。やっぱりいつまでも理想の自分は存在していますし、それに近い人物に憧れるものです。

フィットネスもそんな自己実現の一つとして活用されることは多々あります。あなたを含めてトレーニングをして、食事にも気を付けて理想の自分を目指し頑張る方は本当に多いです。そんなあなたが自分のしてきた取り組みを確認する術で最も多いのが定期的な体重測定ではないでしょうか?

怖くて体重計に乗れない!という場合もあるかもしれません。かたや、毎日同じルーティーンで体重を測定し、経過を見ている場合もありますよね。今回は、そんな自己管理の一環である体重測定と食事管理についてのダークサイドをお伝えします…

細かく気にしている人ほど良くない食習慣になっている

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今回は、最近購入した栄養に関する書籍(https://amzn.to/3xWAYGR)から面白い論文を見つけたのでそこから色々と考えてみたいと思います。

まず結論から言うと、体重管理やカロリー計算を細かくやっている人ほど食習慣が悪くなっているという事実です。
一見、きっちりやるほどいいんじゃないかと思いますよね?毎日の摂取カロリーと消費カロリーを計算し、それに向けて食事と運動を考える、その結果を体重測定でチェックする…完璧じゃないですか?でも実際は違うようなんです。ここに、完璧に見えたり、やった方がいいに決まっていると思っていることのダークサイドを感じます。

数字管理に囚われると直感力が低下する

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今回参考にした論文はこちらです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30155857/

摂食障害を持つ大学生を対象に調査をしました。結果としては、BMI(体格指数)の上昇、体重やカロリー計算の頻度の高さ、直観的な食事ができるかどうかのスコアの低さに関連して摂食障害の重度は高まっていました。

体重の多い人ほど、頻繁に体重と摂取カロリーを計り、直観的に食事を選択する能力が低いということを示しています。
つまりこれは、体重やカロリー計算の数字に囚われてしまい、数字でしか自分の食生活の判断が出来なくなっているんじゃないかと考えます。更には直観的に食べたいものを選べないんです。これも数字でしか食事を見れなくなっているからで、からだの声を無視することにもなるので栄養状態は悪くなりますよね?その結果、摂食障害の度合いを高めてしまい、意図したものとは真逆に体重が増加してしまうという悪循環に陥ってしまうのではないかと考えています。

そして、この論文ではこう締めくくっています。
「今回対象にしたような若い世代にとっては、直観的に食事を選択できる能力を高めることが好ましい食習慣を作ることと関係してるかもしれない」と。

これには激しく同意します。
大学生を対象にしたということがとても示唆的だなと思います。

今の痩身至上主義的な風潮はマジで危ないと思っています。痩せていなきゃいけないっていう空気に飲みこまれていますよね。それで苦しんでいる人もかなり多いんじゃないかと思います。

別にトップモデルも常にあの体型じゃないと思うんですよね。撮影やイベントに合わせて絶対ピーキングしてますから。スポットライトを浴びている姿しか見えないのでそれが全てと取り違えますよね。人間には一部を全部だと思い込んでしまう、自分の見た物が全てだと考えるバイアスが存在しますが、まさにこのことにも当てはまります。

この現状には、私たちフィットネス関係者も声を上げないといけません。常にトップコンディションな訳はないですから。キレイなモデルさんもあなたと同じ人間です、全くあなたと変わりません。プライベートでは人に見せられない格好でネットサーフィンしてますよ。常に映えている訳じゃないです。

でもそういう華々しい目標と自分のギャップに打ちひしがれるんですよね。それも分かります。それで、「ああなるためには痩せる → そのためには数字管理だ!」ってなるんですよね。
ここで少し立ち止まって考えてみて欲しいのですが、あなたは本当に痩せたいと思っているんでしょうか?あなたが憧れたのは単に痩せているからではなく、その目標とする人全体から受ける印象ですよね?あなたのイメージしている人物は単に痩せているだけじゃないと思うんですよね。その視点に立つと視野が広がります。あなたには痩せる以外の方法がもっとありますよ。

個人的にはしっかりそれと分かるくらい筋肉が発達している方が魅力的に見えます。筋トレを頑張ることもあなたの目標に近づく選択肢ですよ。しかも筋トレは自己肯定感を高めてくれます。見た目の改善以上に大切なことじゃないでしょうか?気になる方はこちらもどうぞ。【体験実証済】筋トレで自己肯定感は確実に上がります

元の木阿弥になり兼ねませんが、筋肉が多い人って着やせする人多いんですよね。[ 筋肉 着やせ ]とかで検索してみてください。脱ぐとすごい人いっぱい出てきますから。笑

どうやってこの問題を解消する?

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上で説明した悪循環を起こさない、もしくは解消するためにはどうすればいいでしょうか?

まずは、数字に一喜一憂しないことです。
体重、体脂肪率は常に変動します。ある瞬間を切り取って自己評価を下げる必要は全くない訳です。

更に、少し辛く言えば今のあなたの体型を気にしている人はほぼいません。みんな自分にしか興味ありませんから。あなたの体重が少し増減したところで全く意に介しません。だからやらなくていいんじゃなくて、だからこそ短期的な評価を気にせずに集中して取り組めるチャンスだと思ってもらいたいです。

周りの人はほとんどあなたを見ていない、その隙にコツコツ努力を積み上げて気が付いたころには大きな変化が起きている!ってなったら面白くないですか?ほとんどの人は継続した取り組みができません。筋トレに至っては1年後に続けている人は4%と言われていますから。【続けるだけですごい!】筋トレの1年継続率は4%!?0.3%!?

勘違い注意!数字管理自体が悪いわけじゃない

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だからコツコツと積み上げて違いを作りましょう。それがあなたの気持ちも満足させてくれます。
ここまでで誤解を与えないようにしたいと思いますが、体重測定やカロリー計算自体が悪者ではありません。その数字に囚われて、狭いフレームでしか判断できなくなることを避けたいだけで、体重や摂取カロリーを把握することはからだを作っていくためには必要なことです。体重測定は手軽にできる答え合わせみたいなもので、毎日測定しながら1週間ごとの平均をモニターしていくと傾向が掴みやすいと言われています。運動と栄養摂取の結果です。からだ作りは運動2割、栄養8割と言われるくらい栄養状態が大きく関係するのでたんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)のバランス(PFCバランスとも言います)を見ていくことは重要です。特に高たんぱく質な食習慣は筋肉の発達に大きく関係していると言われているのであなたがどのくらい摂取しているのかはチェックしてみるといいかもしれません。【あなたの体重 ×1.2~1.5g】くらいは摂取したいところです。

今は、PFCが考慮された食事のサービスもかなり増えました。カロリーの把握もしやすいです。
こういったものを活用するのも一つの手だと思いますよ。

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まぁいいか!と思えるくらいが健康的かもしれない

multiethnic students eating pizza during break in studies
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健康的な将来をイメージして始めたはずの体重測定やカロリー管理で身を滅ぼすことほど残念で皮肉なことはないと思います。それであなたの心も荒んでしまっては目も当てられません。

自分の食べたいものを素直に感じ、しっかり食事を楽しむ。

これが大切です。シンプルなことなのですが、色々と考えてしまうと難しくなってきてしまうんですね。
まぁいいか!と自分を許せるくらいゆったり構えられるのが健康的かなと思います。

あなたの健康づくりに少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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