【保存版】NASM-CES取得のための7つのポイント【最終報告】

NASM-CESのテストを受けました。6月に日本語で受験できる教材を購入し4か月半の学習期間を経て無事に合格することができました。
今回は、これまでのまとめとして【試験内容】、【問題の傾向】、【勉強方法(対策)】を私の体験を含めて7つお伝えしたいと思います。

これから受験を考えているあなたに届けます。是非参考にしてください。

合格条件

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まずは合格条件から。

こちらはNASM-CESの試験案内にも合ったように【70%以上正解率が必要】です。
実際のテストは4択問題が100問ありましたので、70問以上の正解が必要です。
あなたの目指すラインはここです!

試験内容

では早速受験して分かった試験内容から書いていきます。
上にも書きましたが、全て4択問題です。以下の構成が100問続きます。

問題文

○選択肢1

○選択肢2

○選択肢3

○選択肢4

教材には単元が全部で16ありましたが、問題順は全くのバラバラです。あまり学習順序で記憶しない方がいいです。

機能解剖学をカバーする

私の例で言うと、1問目から機能解剖学系の問題が出ました。

【例】中臀筋後部繊維がエキセントリックに作用する関節の動きは何か?

というような問題だったと記憶しています。

注意点は【減速】、【加速】の表現が多様されていることです。あまり見慣れない表現ではあると思います。【減速=エキセントリック】、【加速=コンセントリック】です。上の【例】は私の言葉で書きました。実際は更に直訳感が強く、なかなか問題文が頭に入ってきません。落ち着いて読み進めてください。
例に挙げたような機能解剖の問題が100問の中で多めに出てきます。テキストでよく確認した方がいいです。

テキストで見慣れない言葉は要チェック

今回のテキストでよく出てくる単語は覚えておく方がいいです。言い回しが独特だったり、このテキストで初めて見たような言葉はそれがどんなことを意味しているのかあなたなりのイメージをしっかり作っておきましょう。
私の例では【移行的動作評価】、【動的動作評価】、【フォースカップル ○○システム】、【コレクティブエクササイズコンティニューム 抑制、伸長、活性、統合】などがパッと出てきづらかったので繰り返し覚えました。

具体的な数字もいくつか出てきます。
特に痛みを負う人口の割合やその医療費総額などです。実際に10歳代の肥満傾向の割合や腰痛を経験する人の割合は試験問題になっていました。
注意はこの数字はあくまでもアメリカのデータということです。日本のデータと一致はしないと思いますのでごちゃごちゃにならないように注意です。テスト用に割り切って覚えた方が良さそうです。

動作チェックを頭に入れる

オーバーヘッドスクワットなどでの動作確認(アセスメント)を多用します。どの動作チェックでどんな動き方をすると代償動作なのか、何が原因でそうなるのかを頭に入れましょう。テキストに動きとかたい部分、弱い部分の組み合わせ一覧があるのでしっかり覚え、理解した方がいいです。こちらをベースにした問題もかなり多かったです。

更に、NASM-CESの考え方【コレクティブエクササイズコンティニューム】は
・筋膜リリースなどの【抑制】
・ストレッチなどの【伸長】
・特定の筋肉を収縮させる【活性】
・正しく動く【統合】

上の4つが柱です。もっと言えばこれが全てです。この順序に沿って介入していきます。これらの変数(何を何秒するとか何回するとか)も明確になっているので覚えましょう。問題にも適切な組み合わせを答えさせるなどで出てきます。

おかしい表現に惑わされない

テキストを読んでいる時点でヒシヒシと伝わってきましたが言葉の直訳感がものすごいです。笑
テストでも同じ傾向がありました。

少し例を挙げると、

Q:
ベータブロッカー服用者が中等度のサーキットトレーニングをして少しの心拍数上昇効果があった。これは何が要因か?

A:
服用している薬の心拍抑制効果

みたいな感じです。
現象として服用している薬の効果で心拍数が上がりにくいのは間違いないです。だから気を付けてモニターしながら運動させてってことですよね。

ただ、この問題はそれをかなりこちらで消化した上で理解しないといけないなと思いました。
少しの心拍数上昇を狙っているのか?と問題を読みながら「???」が頭をめぐりました。答えの選択肢を見て理解を深めましょう。

4択はシンプル

4択に迷わせる感じはあまりありませんでした。すぐに2つの選択肢は消去できて問題文をよく読めば答えは1つに絞れるような問題が多かったです。結局、テキストの内容を知ってるかどうかだと思います。

全て解き終わり見返していて私も何問か引っ掛かっていたのですが、問題文はよく読みましょう。減速させる、加速させる、抑制すべき、伸長すべき、活性すべきなどの言葉が多用されているので何を聞かれているのかを確認しましょう。
これは今回の試験に限ったことではないですね。笑

カウントダウンクロック

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試験時間は90分です。スタートと同時に画面の右上でカウントダウンが始まります。無ければ当然困るのですが、やっぱり焦る。笑
単純計算で1問に掛けられる時間は1分弱、あまり1問で止まる時間が長いと先が不安になるのでサクサク進んだ方がいいです。
迷った問題は【あとで確認】ボタンを押してマークしておけば結果一覧でわかります。1度全てに手を付けてから確認に戻りましょう。
安心して欲しいのは、実際はそこまで焦らなくても大丈夫です。すぐにわかる問題も割とありますので。参考までに私の場合は、100問終了時点で20分くらい余ったと記憶しています。迷って確認のチェックを付けたのが10問ちょっとです。集中して取り組む時間は十分です。
もし全てをもう1度見直すのであれば、それに15分くらいは余裕を見た方がいいです。実際、私は見直し途中で時間を迎えてしまいました。

この点については、操作方法の確認でテスト前にガイダンスページがあります。どのような感じかは事前に把握できますのでご安心を。

試験勉強

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ここからは、勉強の進め方のお話をします。一通りやってみて思った私の体験も含めて説明しますので参考にしてください。

私は教材の構成順序通りに動画を全て見てからテキストを確認する流れで勉強を進めました。初めから1単元に数十ページあるPDFを見る気になれなかったのがその理由です。動画からであれば入りやすそうと思ったんです。

でも今になって思うと動画は補足と考えていいかもしれません。
つまり、私の取った順序と逆をおすすめします。

単元ごとに

テキストを読む



ポイントを書き出す



各単元を終えたら動画をチェック



演習問題を解く



答え合わせ、間違えを確認

上のサイクルを回すのが一番効率的だと思います。
演習問題で正答率の低かった単元を集中的に復習すればいいので、あなたの特得意不得意の傾向もつかみやすいと思いますよ。

実際、私は各単元のPDFに目を通しながらwordにポイントになりそうな単語、内容を入力してまとめました。

1単元見終えたら、情報が新鮮なうちにその単元の演習問題を解いた方がいいです。

私は全ての単元を見終えた状態から演習問題を解いてしまったので、始めの単元なんて読み終えたの2か月前とかでした。笑
さすがに記憶ないですよね。

演習問題を解いたら答え合わせをします。私は不正解だった問題がどんな問題文でどんな選択肢があったのかを分かるようにまとめました。

その後に、excelに単元ごとの問題数と不正解数をまとめ正答率を出しました。
この正答率で70%を下回る部分が私の弱い部分なので重点的に(正直、復習はこの部分しかしていません)確認をするようにしました。

演習問題に記述式のものがいくつかあります。
出てくる正答率が実態以上に高くなってしまってはまとめた意味がないので、少しでも内容が違えば不正解としてカウントしました。

受験方法

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最後に受験予約の取り方を確認します。

教材購入時点で1回分の試験料が含まれているので費用の心配はないです。
教材発行もとのJWI(Japan wellness Innovation)から試験についてのメールが申し込み時に登録したメールアドレス宛てに来ているはずなので貼ってあるURLから申し込むだけでOKです。

全国250か所の会場で受験できるので最寄りの試験会場を探して受験しましょう。場所と時間によっては満席になっているところもありました。特に人口の多い都市の週末なんかは込み合いそうなので早めの予約をおすすめします。
受験日を決めてしまえば、期限が立つので勉強にも身が入りますよ。

試験会場

【○○(地域の名前)テストセンター】が多いです。全てがそうではないと思うのですが、私が受けた会場はビルのほんの1室で重たそうな窓もない扉が入口でかなり入りづらかったです。中もマンション1戸分くらいの面積しかなくイメージとかなり違いました。

身分証明書(免許証等)とマスクをお忘れなく。
その他についても丁寧に説明してくれるので順に進めていきましょう。

【携帯をOFFしてかばんにしまう】
【荷物を指定のロッカーにしまう】
【時計をしている場合は外す】

このくらいのことなので心配ないです。

私は受験時間より15分くらい早く入室しましたが準備できてるとのことで時間前に受けられました。入室から退室まで室内はガラガラで私だけでした。
平日最高!

まとめ

試験開始から90分経過か【試験終了】ボタンを押すとすぐに画面が切り替わり、正答率が出て結果が分かります。
私は正答率82%でした。上で説明したexcelシートではトータルの正答率がギリギリ70%を超える程度だったのでそこから考えればできた方かなと思います。
欲を言えば、もっと取りたかったな。

最後にテストレポートを印刷して試験終了、そのレポートを受付で受け取ってください。
あなたの健闘を祈ります!

【保存版】NASM-CES取得のための7つのポイント【最終報告】” に対して4件のコメントがあります。

  1. やまざき より:

    大変興味深い記事ですね。
    わたしも先日気になって、色々調べた結果NASM-CPTを受けようと思い、申し込みました。
    分かっていたことですが、日本ではまだあまり認知が無いようですね。
    資格試験は過去問の繰り返しがすべてと思っている私としては、過去のものが何も見つからず苦戦しそうです。。。類似の問題集などあればご教示いただけますか?
    アメリカでは進んでいるようでアプリなどがあるので、それをDLしてやってみてます。

    1. LOCOZY より:

      > やまざき さん

      お読みいただきありがとうございます。
      私も探してみましたが結局見つけられず、事前情報収集はほとんど皆無で試験に突入しました。

      ただ、テキストに答えがあるものばかりだったと言う印象でもあります。中には重箱の隅をつつくようなものもありましたが…

      おそらくCPTにもテキスト巻末に問題集的なセクションがあるかと思いますのでそれをやり込むのがいいかと思います。

      効果的な答えではないかもしれませんが、よろしくお願いします。

      1. やまざき より:

        ご回答有難うございます。
        問題集が無いのはなかなか苦しいですね。
        たしかにPDF資料の中にテスト対策資料なるものがありました。
        問題集ではありませんでしたが、この辺も勉強してみます!
        有難うございました。

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