【捻って変える!】ハイガー産業のアジャスタブルダンベルをレビュー【良心価格】
久しぶりのレビュー記事です。
LOCOZYをオープンして2か月になります。少しずつ皆さんの認知も広がり、足を運んでいただく方も増えてきました。
お客さんのニーズを伺っていると、やはり必要性を感じるのである程度の重量を扱える器具を導入することにしました。
それが今回紹介するアジャスタブル(可変式)ダンベルです。
実際に使ってみてのメリット、デメリットをレビューします。
今回はハイガー産業さんの商品を購入しました。フィットネス関連では家庭用のエアロバイク、スピンバイクが検索には良くヒットする印象です。
どんな企業なのかと思いホームページものぞかせてもらいました。https://haige.jp/p/
主力は除雪機や芝刈り機のようですね。トレーニング機器も結構な種類を扱っていて見ているだけでも面白いです。4輪のアブローラーとか安定感すごいでしょうしね。笑
D2C(生産者が中間業者を通さず顧客に販売すること)で販売されているようです。だからこんなに安価で提供してくれるんですね。納得です。
では本題に入ります。
トレーニングの幅とコスパが爆上がりします
コスパは下がった方がいいのか?笑
とにかくポジティブに変化します。
これまでは、
・ハーフラック 【徹底レビュー】WASAIのハーフラックMK780!
・バーベル、プレート
・アジャスタブルベンチ 【レビュー】格安で買ったiROTECのベンチは使えるか?
これらが主な戦力でした。メインとなる種目はカバーできるのでトレーニング環境としては十分なのですが、トレーニングのバリエーションを広げるという意味で大きく貢献してくれると確信しています。同じ動きをしてもバーベルとダンベルじゃ勝手が全然違うんですよね。トレーニング種目へのマンネリを防ぐためにも貴重なツールです。例えばスクワットで言うとバーベルを使う時のように担ぐことはできませんが、バーベル以下の細かい重量設定ができることと重量物を支持する位置が肩から手に変わることで刺激の変化が期待できるのが良い所ですね。
これ一つで種目の幅が2倍にも3倍にもなります。それがおよそ\25,000で手に入るんですから、すごくいい買い物をしたなと思っています。
物によっては付いてる値段が2個ペアでの表示と1つのみの表示とがあるので注意してください。そう思うと結構価格にはばらつきがありそうです。1つのみでこのダンベル以上の価格を商品もありました。
【従来のクロームメッキダンベル+ラック】よりかなり使い勝手がいい

今でこそアジャスタブルダンベルは多くの企業が商品を持っていて、どんどんコモディティ化(付加価値が少なくなり価格が下がって一般化すること。100円ショップがいい例です。あそこ行けば大抵のものが\100で買えますよね。)しています。アジャスタブルダンベルは出始めのころ、結構高くてすぐに手を出せる感じではなかったんですけどね。時代の流れは早いです。
それで、アジャスタブルダンベルが出る前はどうだったかというと1kg刻みの重さでダンベルを2個ずつズラーっと並べて揃えるのが普通でした。
今思うとお金もスペースもどんだけ使うの?って感じですね。
省スペース、コストダウンで事業者にとっては嬉しいことしか無いんじゃないかっていう感じです。ただ、お客さんからすれば、ダンベルを使える人数が減ってしまうので従来の大きなラックにたくさんのダンベルの方がいいですね。使いたい重さがなくてもその前後の重量で出来ますからね。そういう意味では、パーソナルトレーニングジム向きのツールかもしれません。
詳しい使い方はこのあと詳しくお伝えしますが、本当にワンタッチで重量変更できるのでとても楽です。
実際の使い方

専用の置き場の上でグリップ部分を捻るだけで重量が変わります。しかし、大抵の場合一発でしっかり置けないことが多いです。上手く入っていないとグリップが回せません。軽く揺するとしっかり所定位置に入る手応えがあります。
使っている最中に勢いでグリップが回ったらどうしようかと思いましたが、置き場部分のつめにダンベルが引っかかっていないと回らないようになっているので大丈夫でした。一連の使い方は動画をご覧ください。
今回色々と候補を絞る中で、グリップの直径をポイントにしました。商品名を出してしまいますがパワーブロックは結構グリップ部分が大きいんですよ。手が小さい女性が使う場合を考えた時に少し握りづらいと思います。そういう私も手は大きい方ではないのですが、ハイガーさんのダンベルはしっくりきましたね。
専用スタンド上でないと可変できない、ポンド建ての重量設定

デメリットってほどでもないんですが、使っていて気づいた点も少しだけ。
まず、専用スタンド上でしか重量の変更はできません。無理をすればグリップは回せるんですが、可変用のプレートを支える所がないので床に散らかります。少し専門的になりますが、ドロップセットでプログラムする時にはスタンドごと自分の近くに移動するか、自分がスタンドまで戻って重量を変えてセットを続ける必要がありますね。その点、パワーブロックなどの先行商品はピンで重量を設定するタイプなのでガサッと持ち出して使いたいところで重量設定できるなと思いました。そのピンもたまに上手く入らないですけどね。それに自分が移動しても大した時間が掛かるかわけじゃないのでそんなに大きな話じゃないです、むしろ移動で少し休めてラッキーかもしれません。笑
もう一つは重さの単位です。
ハイガー産業さんは国内のメーカーで、製造は中国でした。なんで、重量設定がポンド建てなんでしょうか?
グリップの両サイドに「KG」表記と「LB(ポンド)」表記があります。「LB」はきれいに5刻みで可変するんですが、「KG」は小数点がばらけるんですよね。1LB=約0.45kgなのでそうなるのですが、個人的には「KG」を基準にしてもらうとありがたいなと思いますね。製造上の都合なんですかね?材料がポンドで入ってくるとか?輸出が主力?分かりませんが、日本ではあまり馴染のない単位を基準にされているので書きました。
しかも面白いのが重さの並びが「4.2kg → 5.8kg → 5.3kg → 6.8kg」なんですよね。さまよってます。笑
色々な重さのプレートを組み合わせるのできっとその都合かと思います。最初見た時は製造ミスかと思ったんですが、買ったサイトにもそう書いてあったのでミスではないです。ご安心ください。
トレーニングの幅がかなり広がります
バーベルほど長さが無い分取り回しはとてもいいですよね。左右も独立しているので、コントロールは難しくなりますが自由度は更に高まります。
ベンチプレスでは作れない可動域まで下ろせます。
背中の種目にプルオーバー、ワンハンドロウなども導入できます。
ワンレッグのデッドリフトやゴブレットスクワットもやりやすいですね。
パッと思いついた種目を書きましたがもっともっと出来ることはあります。
トレーニングプログラムに正解はないので、あなたがしたいことに合わせて種目を調整していくツールを増やせたことが最大のメリットです。
ガチガチな筋トレが全てではありませんからね。ちょっとした負荷を掛けて、それに負けないように動くことがトレーニングのスタートです。高重量はその結果でしかありません。本質を見失わないようにしていきたいですね。
そのちょっとした負荷で大いにバランスが崩されるツールもあります。これ、面白いようによろけます。笑
よかったらのぞいてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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