【脚の痺れ】軽い気持ちで診察に行ったら、予想外に注射を打たれた話【しかもお尻】
実はここ1週間ほど、慢性的な右足の痺れ、鈍い痛みなどの感覚異常が続いていました。「これってもしかして坐骨神経痛?」と思ったのはその症状を自覚してから1日程経った時です。それまでは、「なんか足の甲痛いな…」、「もも裏の張りすごいな」くらいの漠然とした感覚でした。
「坐骨神経痛かも」と自覚すると気になって気になって仕方ないですね。何してもいやーな感じが付いて回ります。仕事柄、そんな症状をお持ちの方に対する運動の提案もしていますが、何とかしたいというその思いが理解できました。
本来はすぐに病院に行き診断を受けるのが筋なのですが、自分自身が体験するっていうことも滅多にないので自分を実験台にしてこの痛みに対してどういうことをすれば改善に向かうかを試してみました。結果としてあまり大きな効果を出すことはできず、診察を受けることになったのですが…。その内容についても記録していきます。この記事が脚の痺れに悩む人の助けになればと思います。ついでに私自身のトレーナーとしての成長を助けてくれるものになってくれればラッキーです。
皆さんはまず病院に行ってくださいね。
やっぱりお医者さんすごい!

結論から言うと、やはり医療の力はすごいです。一度の治療でかなり痛み、痺れが軽減されました。
私自身、今回の不調は股関節のかたさ、お尻の筋肉が原因だと予想していました。腰からのものじゃないのではないかと思っていたんです。でも、診察で右腰からお尻の上部を押されるとかなり痛かったんですよね。自分であの圧力では押せないので気づけませんでしたね。それに腰に痛みがあるということはその部分で何かしらのトラブルが起きているんじゃないかと言うことが予想されます。「やっぱり腰なのか?と」一気に怪しくなってきました。
更にその後のレントゲン撮影で自分の腰を見てびっくりしました。
ストレートバック

レントゲンで写し出された写真を見てびっくりしました。本来の腰椎という腰の骨は5つの骨が積み重なり、前に向かって緩やかにカーブしています。そのカーブが私の場合全くありませんでした。真っ直ぐだったんです。そして上から5番目の腰椎が急激に背骨の並ぶ方向を変えて骨盤に向かう感じでした。この真っ直ぐな背骨を【ストレートバック】とも言います。腰痛を起こしやすい骨の並びと言われ柄いますが先生からは特に何も指摘されませんでした。むしろきれいな骨と言ってもらえましたが、「こんな骨してたのか。」となかなかにショックでした。
坐骨神経痛について少し詳しく見てみましょう。
坐骨神経痛の原因
梨状筋由来

坐骨神経痛を発する原因としては少数派です。今回私に起きた坐骨神経痛はこちらが原因かと推測していました。
坐骨神経痛というと腰に原因があることは良く聞くかと思いますが、実はお尻にある梨状筋という筋肉が原因で起こる場合もあります。
これが原因だと判断した理由は立位体前屈やSLRで症状が強まることが無かったからですね。そして、右の股関節が明らかにかたかったからです。あぐらをかくような姿勢を取ってみると左右のひざの高さが違うんですよね。この左右差が一つの原因かと思ったんです。
腰椎由来

こちらの原因で痛み、痺れを起こす場合がかなり多いです。全身を動かす神経は束になって背骨の中を通って足方向に向かいます。そして積み上げられた背骨の間から枝分かれしています。この分岐元で神経が圧迫されると痛みや痺れが起こります。
どうやら今回私に起きた坐骨神経痛はこちらが原因の様でした。圧倒的多数派でした。
まさかの注射

レントゲン撮影も終わりキレイな骨と言われ、「薬で様子を見てください。」で診察終了を予想していたんですが、「注射すれば楽になるからやりましょう。」とまさかの展開…笑
そう言われたら、選択肢無いですよね。
気が付いたら診察台に横になり腰からお尻を出していました。
何をしているか全く見えないのが怖すぎますね。
まずは右腰に2回、そして尾てい骨の下辺りから針が入りました。これがなかなか痛い!
しかも一度で注射液がしっかり入らなかったようで、まさかの2回目が…もうなすがままでした。
2回目の注射は上手く入り、注射液が体内に広がるのが分かります。
右のお尻からもも裏に掛けてキューッと締め付けられる様な何とも言えない感覚に襲われます。決していいものではないです。
その後、しばらく診察台で横になり様子見です。神経に対して介入しているので変化の観察ってところでしょうか。麻酔も入っているので経過を見ているんだと思います。全く同じではありませんが参考までにこんな感じでした。※注射シーンあります。ご注意ください。
歩行してみて問題なかったので診察終了。薬を10日分出してもらい朝夕の食後に飲むことになりました。
肝心の痛みや痺れですが、注射後の感覚は明らかに変わりました。足の甲が突っ張る感じ、ふくらはぎの感覚異常がかなり軽減されました。
先生からは必ずぶり返すから5~7日後にまた見せてくださいといわれました。
調べてみると、効果が24時間以上継続しない場合もあるようなんです。そうなると何度か同じ注射を繰り返すようなのですが、それも限度は3回まで。効果が無ければ別の治療が始まるという流れです。元に戻らないかドキドキしながら過ごしています。たまにふくらはぎがピクついたり、少しおかしい時がありますがここ3日は症状が再燃することなく過ごせています。
ここからがトレーナーの領域

まだまだ治療中の身なのですが痛み軽減と共にすでに活力が上がっております。診察に行く前までは、ジンジンする感じが特に強く朝が辛かったんです。それがほぼなくなっただけで気分が全然違います。健康のありがたみは失わないと気付かないものです。こんなに楽だったのか!と嬉しくなりますね。
股関節の可動域については診察前よりも左右差がなくなりつつあります。気持ち改善したと思っています。この左右差が原因だと思っていたのですが、どうやら腰で神経を障害された結果だったようです。まだ左右差は残っているので今後この差も改善対象ですね。
ここで少し今回の原因を考えてみました。今までとほとんど変わったことはしていないのに何故強く症状が出たのか?
おそらく前提として仕事の忙しさや気持ちの部分など複雑な要素が色々あるんだと思うんですが、思い当る直接的なところとしてはトレーニングボリュームを最近増やしていることですね。トータルボリュームでかなり大きな重量を扱ってトレーニングしていたのでそれが引き金になったのかと思っています。
トレーニング量の多さに加え、スクワットなど脚のエクササイズでお尻が右に逃げる癖があります。その動きで背骨が右カーブしながら重量を支えることになっていたんです。更に今回のレントゲンではっきりと自覚できたストレートバックもあります。この2つの要因で特定の神経の出口を圧迫する動きが繰り返されたのではないかと思っています。右に寄る動きの癖は自覚していたんですけどね。改善をサボっていたバツですね。

ということで、【股関節の動きの左右差をなくすこと】と【しっかりと真下に荷重すること】をやり直しています。
具体的には股関節周りのストレッチとランジスクワットです。ストレッチやマッサージを重要視しがちですが、今ポイントに置いているのは自体重でのランジスクワットです。めちゃくちゃ意識してお尻を真下に下げる動きを繰り返しています。股関節をたたむ動きを感覚として覚え直している感じです。
動きを改善しないとまたやると思うんですよね。いつの間にか負担の大きな変な動きを正常な動きと認識してしまっていると思うので、筋肉を鍛えるのではなく一連の動きの中での各関節・体幹と脚の役割を協調させることを目的に動作しています。地味ですけどね、繰り返し動かして少しずつ重量アップを目指します。
長い期間症状は置かない方がいい
これまで私が見たり聞いたりしてきた中で、治療成績はまちまちです。注射で改善した人もいればしない人もいます。例え手術をしてもいまいちスッキリしないと訴える人もいます。意を決して踏み切ったのにそれじゃがっかりですよね。
特にそういうケースは症状が出てから対処までに長い時間が掛かっている場合が多いです。原因は手術で除去できたのに痺れが残る場合をよく聞きます。長い間神経を障害され続けると元に戻りづらくなります。本来人間のからだは恒常性が働いて異常が起きても元の状態に戻ろうとするのですが、刺激にさらされた長い時間がその能力を削いでしまうんです。言い換えれば、原因はなくなっても脳がその痺れの刺激を受け過ぎて誤認状態が固定されている感じです。
この痛みや動きの認識をどう変えるかを脳科学的な視点から捉え直そうとするのも最近のトレンドです。極論を言えば日常の生活を不自由なく送ることができればいいので、少し乱暴な言い方をすれば今の状態を変えることができなくてもどう認識するかを変えることで生活の質は変わるんじゃないかと思っています。そういう視点でフィットネスを扱うことも大切だと思っています。
原因箇所を突き止めて対処しよう
自分のことは案外正確に認識できていないものです。今回の件で改めて強く感じました。医師からの確定診断をもらい、適切な治療をしてもらうことはやはり超重要です。「病院に行っても大したこと言われない、してくれない。」っていう声があることも承知していますが、それでも医師にしかできないアプローチはかなり多く存在するので有効活用すべきです。思考停止して接骨院がファーストチョイスになってしまうのにも危険を感じています。あの方々も特定の状態に対して治療はできますが、診断は医師にしかできませんからね。
更に状態をを把握した上で再発予防のエクササイズを選択することも大切です。
今回の記事のために受けた注射のことを少し調べていて「マジかよ…」と思ったのは、接骨院を経営している人達がかなり注射のアンチなんですよね。YouTubeでも注射を否定する動画がたくさんあります。結構ミスリードすれすれな感じがしまして、そんな簡単にダメと言えるのかなと思います。実際に私は症状軽くなっていますし。効果を感じない人がいることは確かですが、それも一部の話かなと思います。それを針小棒大に喧伝している感じがしなくもないなと思いました。
最後に選択するのはあなたなので私がどうのこうの言う理由もないのですが、偏り過ぎもよくないということだけ言わせてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

