自由な時間は多すぎても少なすぎても幸福度を下げることを知っておこう

「もっと時間が欲しい!」
どんな人も1度はそう思ったことがありますよね。
自分のタイミングで自分のしたいことができる時間を
たくさん持てればいいなーと憧れることも多いです。

でもどうやら、
そんな自由に裁量できる時間が多ければ多いほど
いいわけではなさそうなんです。

今回はあなたをより幸せにする時間の使い方について
書いてみたいと思います。

1日の自由時間は2-5時間がベスト

silver and gold coins
Photo by Pixabay on Pexels.com

結論はこれです。
幸福度が最も高まるのは
1日に2時間程度の自由時間が作れた時です。
そこから幸福度は横ばいとなり、
自由な時間が5時間を超えると下降していきます。

情報元を見ると、
実際に自由時間を拘束したわけではなさそうで
(倫理的に難しいのかもしれませんね)、
思考実験的に参加者に状況をイメージしてもらって
得られた回答からの結論です。
追って論文の内容は詳述します。

とは言え、1つの目安にはなりそうですよね。
大体1日に2時間くらいの自由時間を得られると
人間の幸福度は高く維持できそうだと
いうことです。

論文の内容を見てみます

pen business eyewear research
Photo by Anna Nekrashevich on Pexels.com

それでは、どんな内容の研究だったのか
少し詳しく論文内容を見てみます。

ソースはこちらの記事です。
https://www.apa.org/news/press/releases/2021/09/too-much-free-time

今から10年ほど前のデータになってしまいますが、
2012-2013にAmerican Time Use Surveyという
アメリカ人が何にどのくらい時間を使っているかの調査に
参加した21,736人が回答したデータを分析しました。
参加者は24時間を遡って、いつ、どれだけ、何をしたか
詳細に記録し、幸福度も報告しました。
その結果、自由時間が増えるにつれて幸福度も上がるが、
2時間を頭打ちにして変化しなくなり5時間を超えると
幸福度は下がることを発見しました。
自由時間と幸福度、この2つの要素が示す相関関係は
統計的に重要だとしています。

この論文の筆者らはすでに別の研究で
1992-2008年の間に
就業しているアメリカ人13,639人から得たデータを
使って同じような分析もしていました。

結果としては同様のものが得られ、
自由時間の多さは幸福度の高さと
密接に関連しているものの
ある程度の量の時間でその相関は頭打ちになり、
その後、過剰な自由時間は大きな幸福とは
関連しなくなるというものでした。

更にこの現象を調査するために、
論文筆者らは6000人以上を対象に
2つのオンライン実験を実施しました。

1つ目の実験では、
参加者に最低半年以上の期間に渡り
毎日自由裁量時間を持てることを
想像するように質問しました。
自由時間の設定はランダムに
・1日当たり15分の短時間グループ
・1日当たり3.5時間の中程度時間グループ
・1日当たり7時間の長時間グループ
に割り当てられました。

その後参加者は楽しかったこと、
幸せだったこと、満足したこと
の範囲について回答を求められました。

結果としては
短時間グループと長時間グループの参加者は
中程度時間グループよりも
幸福度は低めだったと回答しました。

短時間グループの人たちは
中程度時間グループの人たちに比べて
より多くのストレスを感じていて、
それが低い幸福度につながっていたようです。

一方、長時間グループの人たちは
中程度時間グループの人たちよりも
生産性が低下したと感じていて、
それが幸福度の低下につながっていたようです。

2つ目の実験では、
幸福度についての生産性の潜在的役割を発見しました。
参加者は自由時間が
・1日当たり3.5時間の中程度時間グループ
・1日当たり7時間の長時間グループ
に分けられました。

そしてその自由時間を
・生産的なこと(運動、趣味、ランニング)
・非生産的なこと(テレビを見たり、PCを使う)

それぞれに使うことを想像するように求められました。

結果としては、
長時間グループの参加者は
非生産的な活動に従事していると想像する時に
低い幸福度を示していました。
しかしながら、
生産的な活動に従事していると想像する時には
中程度時間グループの参加者と
同等の幸福度を示していました。

まとめると、
忙し過ぎると当然幸福度は下がります。
更に有意義に過ごさないと
例え長時間自由な時間があったとしても
幸福度が下がる傾向にあると言えます。

こんなことありませんか?

young frustrated woman screaming with closed eyes
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

自由にできる時間がどれくらいあるか、
時間的な余裕がどれくらいあるか…
そして、その時間をどう使うか?

これらがあなたの幸福度を変える
っていうことを話してきました。

少し具体的に日常生活に落とし込んで
考えてみると、このことが身に染みる
ケースはかなり多いですよね?
私も含め耳が痛い人も結構いそうです。笑

一度過ぎた時間はもう二度と戻って来ませんからね。
この瞬間はもう二度とないんです。
そう言っているそばから
どんどん過去に流れていきます。

お金よりも何よりも、
大切にすべき資産は時間だと言い切る人もいます。
時間はあまりにも当たり前のようにあるものなので、
貴重なものなのかどうか
意識すら持てないかもしれません。

でも確実に資産であり、資源なんですよね。
しかも誰にでも平等に存在するものじゃないですか。
みんな同じ1日24時間というルールの中で
生きていますよね。

でも結果は様々でお金をたくさん稼ぐ人がいれば、
ずっとその日暮らしをする人もいます。
何を良しとするのかは色んな考え方があるとしても、
時間をどう有効活用するのかによってアウトカムは
かなり変わるはずです。
あなた自身が納得する時間の使い方できていますか?

時間が無さすぎる

これは確実に幸福度下げますよね。
目の前の課題が常に山積みの状態が続いていくと
思うとげんなりします。

これはもちろんプライベート、パブリック
どちらにおいても言えます。

ただ目の前のことを消化、解消するだけになります。
そこに感情、思考を挟む余地がありません。
全てに思考を挟むことが
正解ではないかもしれませんが、
無思考でできることってロボットでいいですよね。
それこそ機械やAIに任せればいいと思う口です。
今後どんどんそうなっていくべきだと思います。

自分のしていることに効力感を持ちたいと思うし、
できるならそこから次のアイディアに発展させたい
と思うんですよね。

ところが、
忙し過ぎるとそうする余裕が持てなくなります。
全くそういう+αに回すキャパシティが
残ってないんです。正に忙殺。
これじゃ幸せにはなれないよなーと
思います。

時間を持て余す

逆に時間が余ってしまっている状態はどうでしょうか?
これはこれで良くない状態になりやすいんですよね。

今回取り上げた論文にもありましたが、
自由時間が長すぎて生産性が落ちる
というのは感覚だけの話ではなくて
間違いない事実だと思います。

パーキンソンの法則というものがあります。
平たく言うと、
どんなことにおいても
使える時間を目一杯使ってしまう
という法則です。

仮に2時間分のキャパシティを持っているとすると、
30分でできることを引き伸ばして2時間掛けて
作業してしまうという法則です。
残業とか正にこうなりやすいですよね。
決められたお尻が無い状態で仕事するわけですから。

時間がある余りに「ああでもない、こうでもない」と
こねくり回した挙句、結局元の状態がベストだったみたいな
ことも1回くらい経験ありますよね。笑

30分でできるならサクッとやってとりあえず世に出してみて、
残りの1.5時間でもっとクリエイティブでワクワクするような
ことに時間を使ってもいいと思うんですよね。
そのためにおいしいコーヒーをゆっくり飲む
とかの方が有意義かもしれないとさえ思います。

生き急ぐわけではないんですが、
無駄にしてていい時間なんて1秒たりとも無いはずですよね。

枠が決まっているから自由が際立つ

crop woman with heart on palms
Photo by Puwadon Sang-ngern on Pexels.com

とても抽象的な結論ですが…
まとめますと、「主体的に生きよう」
というところに行き着きます。


どんな過ごし方をしても同じ24時間です。
そしてどんな過ごし方をするのかは
あなたが自由に選ぶものです。
あなたが納得する時間の使い方が
できるように環境を整えていきたいですよね。
難しいですけど。

そして時間は有限です。
いつまでも永遠にあるものではないです。
だからこそ、その使い方にこだわりたいと思います。

毎日忙しいあなたに時間を有効に削り出す
提案もさせてください。
【心穏やかに】子育てで忙し過ぎるあなたに
おすすめの食事キットを紹介【時短、健康、ダイエット】

もちろん”自分のしたいことだけしよう!”
と言いたいわけじゃないです。
そうじゃない時間だって
生きていれば実際は結構あります。

そういう時間をうまくやりくりして、
作り出した自由時間の範囲が
「ここから、ここまで!」と決まっているから
時間を意識して有効に使おうと思えるんじゃないかと
この論文を読んで感じました。
そのベストな時間量が2-5時間なんですよね、きっと。

フィットネスを超えて、
どう生きるかみたいな
大きな話になってしまいましたが、
少しでもより良く生きようという
ところでは共通したものがあります。

参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です