【質を上げる!】筋トレ中、どこを見ていますか?視線にこだわるだけでもトレーニングの質は変わります。

今回は筋トレの質を上げる超簡単なワンポイントをお伝えしようと思います。

これから始めようとするタイミングはもちろん、

少し伸び悩んでいる場合にも突破口になるかもしれません。

しかも、特別な準備なく今すぐできるので是非取り入れてみてください。

それではいきましょう!

一点集中!

woman doing stretching exercise
Photo by Mikhail Nilov on Pexels.com

ズバッと結論から。

やることはとてもシンプル。

視線が動かないように

見つめる一点を決めて動くだけです。

これだけで安定感が格段に上がります。

この感覚をできるだけ早く
デフォルト仕様にしてしまうのがポイントです。

違和感なくできるように

繰り返し取り組んでみましょう。

視線が姿勢を決める

three people doing exercise with different positions
Photo by Mikhail Nilov on Pexels.com

普段あまり意識しないんですが、

視線が動くだけで姿勢は結構変わります。

下を見れば猫背になり、

上を見れば背筋が伸びるのは

イメージしやすいものじゃないかと思います。

顔を向けている方向に動きやすいっていうのも

良く聞く話ですよね。

スキーとかスケートも進みたい方向を

向くようにするといいと教えられると思います。


そんな感じでどこを見ているかということが

姿勢を決める大きな要素になるんですね。

このことは筋トレにおいても言えることです。

むしろ、自分の体重や

それ以上を扱う筋トレの場面においては

ちょっとした姿勢のズレや、

ふとした瞬間の姿勢の緩みが

パフォーマンスを左右するだけでなく

ケガにつながるリスクも高めてしまうんです。


動く部分(上肢、下肢)と

固定する部分(体幹部)の役割を

しっかり区別して、

それぞれを統合することが

筋トレにはとても大切です。

それを確実に達成するためにも

姿勢の維持がとても大切で、

その姿勢を維持するために視線の固定が大切

というロジックです。

注意してもらいたいのは、

視線を固定すればなんでもいいわけじゃ

ありません。

極端な話、

天井を見ながらのスクワットは

おすすめできません。

しっかり体幹を固定した姿勢を作れる

視線の置き所を知る必要があります。

代表的なエクササイズでのポイントを

取り上げてみましょう。

BIG3の中から例を出してみます。

スクワットとデッドリフトにおいては

軽くアゴを引いて、

2-3m先の床を見つめるようにします。

その時の姿勢が安定感を作るのに

丁度いい条件を揃えてくれるポイントです。

鏡を見ているなら

映った自分の靴に

視線を固定するのが丁度いいところです。

とても参考にしている書籍

『スターティングストレングス』では

この『視線を固定すること』を優先にして、

鏡は必要ないとすら言っています。

視線を固定して動く感覚を

身に付けろと言っているんですね。

『スターティングストレングス』は

こちらのリンクからチェックしてみてください。

スターティングストレングス

仰向けに寝ていても

muscular sportsman training with heavy barbell during weightlifting workout in modern gym
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

BIG3の中で唯一、立位ではないベンチプレスも

要領はまったく同じです。

仰向けに寝て、天井の一点を見つめます。

ラックオフして、

胸の上に構えた時に自分の目と

バーベルの延長線上に見える天井を

見つめ続けるといいです。

私の場合はいつもそこに丁度ライトが埋め込んであるので

いい目印になっています。

この意識を持つまではずっとバーベルの軌道を目で追っていたんですよね。

目が動くことでアゴも動き、

更には大なり小なり背骨にも動揺はあったと今となっては思います。

自分の扱える重量の限界に近づく程

その程度の些細な違いがパフォーマンスを左右すると実感しています。

加えて、ベンチプレスは呼吸も大きなポイントです。

バーベルを胸に下ろす前に大きく息を吸い込み、

バーベルが往復する間はグッと息をこらえながらやると

安定感は更に増しますよ。

お試しください。

スポーツ動作はこの一歩上にあります

woman in white sleeveless jersey holding a black baseball bat pitching the green tennis ball
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次に、このポイントを球技など

もっと幅広いスポーツに広げて考えてみましょう。

多くのスポーツでは、一点を見つめ続けることは出来ません。

瞬間的な状況判断が求められますので

常に周囲の情報収集をする必要があります。

筋トレと違い、自分が移動しながらプレーしなくてはいけません。

一点を見たくても視線が必ず上下左右にブレるのは

織り込んでプレーしなければいけないんですね。

だからこそ、ミスはつきものです。

それでも競技レベルが上がれば上がる程、

イージーなミスは減っていきます。

ある程度感覚任せにプレーすることができるようになるし、

瞬間的な集中力も増すんだと思うんですよね。

野球選手があんなに速く迫ってくるボールを

その直径程しかないバットで100m以上打ち返すんですから

すごいなーといつも思います。

何気なくやっていますが、

しっかり見ることの最上級じゃないかと思います。

これらのより多くの情報を処理しながら、

より過酷な条件で見ていく能力も

まずは土台をブラさないという安定感の上に

成り立つ能力だと思っています。
【どこまでやればいいの?】競技特性に応じたトレーニングってどういうこと?本当に必要なの?

まずは、一点を見つめて!

woman in black sports bra and black leggings doing yoga
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アプローチの仕方は十人十色あれど、

あなたの体の能力を引き上げるための手段の一つとして

『まずは、目線を固定する』は有効な手段です。

その目的は動きの土台となる体幹部分を

適切に安定させることにあります。

体幹が安定してくれば、

スポーツ動作にも少しずつ変化が出てくる

はずだと思っています。

筋トレが上手くなりたいという方は

正にこれがパフォーマンスアップの大きな要素になります。

是非試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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