部活は残したい派として部活動の地域移行を考える
石川県小松市にある
パーソナルトレーニング
LOCOZYです。
今回は、
最近割と話を聞くようになった
部活動の地域移行について
考えてみたいと思います。
部活動の地域移行とは?
そもそもの実態は
どんなものなのでしょうか?
調べてみました。
文部科学省
【運動部活動の地域移行について】
https://www.mext.go.jp/content/20220727-mxt_kyoiku02-000023590_2-1.pdf
トピックをまとめると、
- 今のところ対象は中学校
- 2023-2025年度が
「改革推進期間」
週末は地域で活動する形へ
移行 - 2026-2031年度は
「改革実行期間」
平日も地域で活動する形へ
移行
こんな概要のようです。
今年(2025年)1月には、
兵庫県神戸市が
2026年8月までに
市内の部活動を廃止し
地域のスポーツクラブに
機能を移行させるとする
ニュースもありました。
人口100万人を超える
政令指定都市が
先陣を切ったことで
全国の自治体が
その動向に注目しているはずです。
移行のメリットは?
- 教員の拘束時間を減らすことで働き方改革を推進
- 専門的な指導が受けられる
- 学校という枠を超えて
活動場所を選択できる
デメリットは?
- 個人の活動費が増える?
- 全国大会を目指していた
生徒はどうするの? - 部活動と同規模の受け皿を
用意できるの?
もちろん
一長一短はあります。
どう転ぶかなんて
正直分かりません。
だから全国の自治体が
神戸で何が起こるのか
見極めたいと思っているのです。
地域やスポーツによって
明暗が分かれると思う
トレーナーの知り合いの話や
出入りしている高校の先生に
聞く話を総合するに
かなり地域ガチャだと思います。
どうやら神戸を含む兵庫県は
かなり総合型地域スポーツクラブが多いようなんです。
だから、
地域移行されても
何とかできる受け皿があり
地域移行に踏み切れたという
要因があります。
同じように数の話で言うと、
野球やサッカーなど
競技人口が多いスポーツは
指導者の数も期待できるので
学校外の活動を支える余力が
あるかもしれません。
その点はマイナースポーツほど
苦しくなるでしょう。
この辺りをクリアできないと
本格的な地域移行は
現実的ではないですし、
移行ありきで動けば
おびただしい部活動難民を
生むことになります…
本当に移行するの?
できるの?
今年度が一つの区切りなのに
それらしい雰囲気ないですよね?
本当に進んでいるのか
結構懐疑的です。
実証実験も
色々やっているようですが、
それこそ自信を持って
移行を進められるような結果には
なっていないように思えます。
教育現場においても、
結構冷めた見方も少なくないです。
現実味があまりにも
薄いという感じです。
課題①
まず、受け皿になる活動団体には
一定の基準が設けられます。
利用者であり消費者である
中学生とその家庭が
ある程度まとまった費用を
負担するので
規制しなければ
良からぬ業者が
のさばりかねません。
ただ、参入障壁を高くすると
学外に出てくる生徒を
カバーしきれなくなるので
この2つはトレードオフの
関係にあります。
課題②
ちょっと個人的な考えも含めた、
報酬に関する話です。
地域の総合型スポーツクラブが
集客して展開するのであれば、
通常に会費を集めて従業員に
給与を支払うことで足ります。
一方、
外部指導員として
関わることになると
時間単価×活動時間で
報酬を受け取ることになります。
この場合の時間単価は
およそ¥1,600程度、
1日の活動上限が3時間
という場合もあります。
交通費の扱いもまちまちで、
単価を含めて自治体によって
対応が違うのが難しいところです。
何よりこの報酬で手を挙げる人は
まずまず限られると思います。
教員が外部指導者登録している
場合も少なくないようなので、
実態はほぼ部活です。笑
… … 部活で良くない?
最後に私の考えを少しだけ。
結論としては、
部活を残せばいいのでは
ないかと思います。
教員の負担軽減を
大義としていますが、
部活指導したい先生方は
少なくないと感じます。
確かに未経験なスポーツの
顧問になるケースも
まずまず聞きますし、
これはなかなかの地獄です。
生徒に説得力を持って
指導できないんですから。
そう言う場合に、
外部から指導者を
招聘できるシステムを
作っておくべきですね。
人材をプールしておくのが
難しいのは事実ですが…
解決策としては、
先生にも外部指導者にも
しっかりした報酬を
出せばいいと思うのです。
それが結局は最も低コストで
運用できる方法だと思います。
正直、
その点が議論されているようには
見えず移行することありきで
話が進んでいるように感じます。
もしくは、
教員も二交代制勤務にして
いいのではないでしょうか?
部活を指導したい先生は遅番にして
部活の終わりが定時です。
そうすれば学校としても
拘束時間内で部活動を
展開できそうですし。
そもそも教員に
時間外手当の支給はないんですよ。
それにあたる教職調整額は
基本給の4%です。
これを知った時、
びっくりした覚えがあります。
先生ってかなり遅くまで
お仕事されているイメージが
あるんですが、
あれほぼサビ残だったんです。
この教員の善意に全振りした体制に
大きな原因があると思っています。
部活動に関してはその実績に
見合った対価を出さずに、
肩代わりを民間にさせていると
見られても仕方ないと思います。
更に、
教育的な部分を見ても
部活の果たしている
役割って大きいと思うのです。
授業も含めた長い時間を
共に過ごす仲間と活動する
あの時間はやはり貴重な経験で
あったと思います。
あれがごっそり無くなってしまう
のは今後の生徒にとって
大きな機会損失な気がするのは、
過去を美化したい
中年の幻想でしょうか?
今のままでは社会にも大きな負担を
強いる制度変更を
何とか思いとどまって欲しいと
思う今日この頃です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

