フィットネスのアンドロイド
石川県小松市にある
パーソナルトレーニングジム
LOCOZYです。
コロナがきっかけとなり
オンラインフィットネスは
一気に爆発しましたよね。
これまでも無かったわけではありませんが
様々な制限のある生活の中で
この選択肢がクローズアップされた感じです。
もちろん便利な面はあったのですが、
物足りなさを感じていたユーザーが
少なくは無かったんですよね。
私はそう思っています。
だからこそ、
ジム帰り現象が起こり
オンラインフィットネスは
そのサービス構造自体の
再編成を迫られている状態です。
やっぱり人は飽きっぽく、
常に非日常的な体験に価値を
感じているんだと思わされます。
日本では展開していませんでしたが、
ペロトンはこの2年で
一気に盛り上がり
すでに陰りが見えてきています。
展開が速すぎますね。
今回はそんな内容の記事でした。
今後のオンラインフィットネスの
流れがつかめるかもしれません。
以下翻訳です。
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自宅ワークアウトが
増えるにつれて、
ハードウェア、
ソフトウェア、
コンテンツを
まとめる企業努力が
オンラインフィットネス戦争に
火を付けました。
しかし今ジム帰りが起きていて、
これまでのような
機器メーカーが
全てを統合するスタイルから
開かれた市場環境を選択する流れが生まれ
オンラインフィットネスは分解されています。
フィットネスのApple
2015年、ペロトン共同創業者の
ジョン フォーリーはこう言っていました。
”私たちは
SoulCycleより良くなろうと
しているのではない…
SoulCycleより良いんだ。”
当初からフォーリーのやり方は
一流のインストラクターと
自宅エクササイズの便利さによって
パワーアップされたバイクを
混ぜ合わせるものでした。
更にはブティック(小規模店舗)での
サイクリングを宗教的な体験に例え、
スタジオで行われるクラスの
コミュニティに倣うように求めました。
この計画を実行する上で、
ペロトンは
顧客体験、
ハードウェア製造、
ソフト開発、
コンテンツ生成の
全てを手掛けています。
この点でペロトンは
”フィットネス界のApple”の
異名を取っています。
最初フォーリーはペロトンを
AppleやTesla、
その他の垂直統合してD2C展開する
プラットフォームと同列に扱い、
各分野を席巻するところを
思い浮かべるように繰り返してきました。
やがてフォーリーは比べることをやめて
こう説明します。
”ずっとフィットネスのAppleになりたいと
言ってきたが、もうやめよう…
世界一の消費者向け製品ブランドを
立ち上げるんだ。
すぐにAppleを取るに足らない存在に
見るようになるよ。”
このビジョンを広めることで、
2019年の株式上場時
ペロトンは
テクノロジー、
メディア、
ソフトウェア、
生産、
経験、
フィットネス、
デザイン、
小売、
アパレル、
そして物流
を扱う企業として
登録されることになりました。
その後
2020年3月、
COVIDの猛威とジムの閉鎖での
ペロトンの急上昇はその戦略を証明して、
同じようなビジネスモデルで操業する
企業がベンチャーファンドから
数十億ドルを融資してもらえるような
状況を作り出しました。
オンライン ウェルネス
ペロトンはオンラインフィットネスの流行に
火をつけましたが、テクノジムは広大な
ウェルネスエコシステムを構築してきました。
1983年にイタリアのチェゼーナで創業した
この企業はアメリカでは
知られていませんでした。
それが今や世界中の85,000クラブや
40万件の住宅に導入され、
5500万人に利用されています。
利ざやを維持しつつも、
テクノジムは消費者と
直接つながることを
大切にしてきました。
COVIDによって高まった
ホームフィットネスの売り上げは
2020年には前年から71%増加しました。
注目すべきは2021年の営利事業は20%増加し、
総収益6億1100万ユーロ
(6億7690万ドル)に
達したことです。
テクノジムの”いつでもウェルネス”戦略の
一部として同社はジム向けに各事業者の
オリジナルコンテンツを反映できる
ビジネスマネジメントソフトウェアを
開発しました。
その間、ユーザーはジムや自宅などどこでも
テクノジム提供のアプリを経由して
同社の製品に触れてサービスに
アクセスできます。
価値を広めることで
テクノジムのスマートバイクは
Zwift、Strava、ROUVY、TrainingPeaksを
統合しています。
加えて家庭内のコンテンツを生産することで、
テクノジムはフィットネストラッカー、
コンテンツプロバイダー、
3rdパーティーアプリとの
コラボレーションを実現する
”オープンプラットフォームアプローチ”を
追求していきたいとFitt Insiderの
インタビューに回答しました。
パイプとプラットフォーム
需要が落ち着くにつれて
オンラインフィットネスの
スタートアップ企業は方向修正と
彼らのビジネスモデルの再評価が
必要です。
パンデミックが爆発的に広がった後、
ペロトンは新たなCEOバリー マッカーシー
の下で再編成されています。
機器の役割軽視について、
マッカーシーはニューヨークタイムズに
こう話しています。
”魔法は板金の中で起こるんじゃない…
スクリーン上で起こるんだ。”
思案しながらマッカーシーは続けます。
”今(ペロトンは)クローズドな
プラットフォームだ。
でもオープンなプラットフォームにも
クリエイターエコノミーの一部にもなれる。
どのアプリとつなぐ?
アプリストアを運営する?”
ペロトンが次の動きを構想している間、
後続の企業も同様に
オンラインフィットネス戦略を
練り直しています。
このような業界の動きを見渡してみると、
テクノジムのオープンな市場環境は
検討に値するもう一つのアプローチを
象徴しています。
俯瞰してみるとこれらの例は
以前に出した2022年のトレンド概要からの
予測を説明するものになっています。
競争が激しくなるにつれて、
フィットネスブランドは新たな市場を求め、
新たなパートナーシップを生じさせます。
- Equinox+はTB12、[solidcore]、Rumble に自社アプリとの提携をオファー
- Barry’s と FORMEは他にはないコンテンツと小売取引を発表
- Samsungはobéに投資し、自社のスマートTVで初心者向けワークアウトをストリーミング配信
その他ズイフトは自社のオンライン機器を
準備しており、CEOのエリック ミンは
ズイフトの未来をRobloxに重ねて
こう言っています。
”たくさんの人がズイフトで
イノベーションを起こしてくれるのを
見たいんだ…
仮想世界の未来は経済を[立ち上げ]、
ものを[作り]、この先ずっと[所有する]
っていうことなんだ。”
その間、
Metaのマーク ザッカーバーグは
自社がもう間もなくVRについての
計画を詳細まで詰め終わり、
動き出せると信じています。
それを見越して大きな投資を行い、
VRワークアウトアプリの
Supernaturalを買収しました。
しかし、MetaのQuestヘッドセットは
たくさんのエクササイズアプリと
連携しているので
この動きはオンラインフィットネスの
違う在り方を象徴しています。
そして結局のところ、
Appleはフィットネスにも強いです。
この企業は2020年の発売以来
デジタルワークアウトのサブスクを
広げ続けています。
注目
垂直統合はペロトンの隆盛には
極めて重要なものであったと同時に
ブランドを無力化してしまう
諸刃の剣でもありました。
ペロトンがスマート機器分野で
発展するにつれ、
オンラインフィットネスの未来は
AppleではなくAndoroidのように
見えるかもしれません。
核となる能力を優先し
全てを統合したサービスで
より多くの消費者と接触することで、
コンテンツとソフトウェアの開発者は
魅力的なフィットネス体験を
ハードウェア提供者と
提携して作り出せるでしょう。