【論文和訳】更年期に対するフィットネスの効果

閉経周囲と閉経後のナイジェリア人女性の肥満と柔軟性における12週間のエクササイズプログラムの効果

卵巣機能の低下は安静時代謝量の低下、
身体エネルギーの浪費、
除脂肪体重と腹部脂肪組織の蓄積を誘発する。

腹部領域の脂肪組織は
脂質異常症、
糖尿病、
高血圧、
腹部領域、
アテローム性動脈硬化症

の発症にとって重要な役割を占める。
定期的な運動習慣は
重要な健康指標である肥満の解消や
柔軟性の改善につながるが、
いくつかの研究論文では
ナイジェリアの更年期女性に対する
エクササイズの効果について調べたものがある。

この研究では内蔵型肥満、腹部型肥満及び
閉経周囲期から閉経後のナイジェリア人女性に対して
12週間の有酸素運動プログラム(EEP)介入の調査をした。

この研究では介入前後のコントロール群も含み
健康で読み書きができて
座りがちな40-59歳の女性175名を採用。

彼女たちはナイジェリアはオヨ州のイバダンノース自治政府にある州および連邦政府関連施設の労働者。

彼女たちの最終月経周期に基づき、
周期的か非周期的かに関わらず
月経サイクルがある場合は閉経周期グループに、
もう周期がない場合は閉経グループに分類された。

閉経周囲期運動グループ(PEMEG45名)、
閉経後運動グループ(POMEG45名)、
閉経周囲期コントロールグループ(PEMCG42名)、
閉経後コントロールグループ(POMCG43名)とした。

ウェストヒップ比(WHR)、
BMI、
長座体前屈が
介入前と4週間ごとに測定された。
EEPは10個のステーションを持つ
持久力、
柔軟性、
コーディネーション、
腹筋骨盤周囲のフロアエクササイズを
含むサーキットトレーニングで構成された。

参加者の平均年齢は52.3±4.1歳。
PEMEGの介入前と12週間での
WHR平均値は 0.86 ± 0.08 vs 0.71 ± 0.07、
POMEGは0.88± 0.06 vs0.77 ± 0.07 で
顕著な減少を示し、
長座体前屈の数値(㎝)は 
PEMEG18.84 ± 4.23 vs 28.27± 3.82 、
POMEG19.51 ± 4.02 vs 25.97± 2.36 (p<0.05)だった。

これらの変数の平均値は介入前と12週後で有意差があったが、
両グループ内でBMIには大きな変化なし。
PEMCG 、 POMCGにおいて
WHR、BMI 、長座体前屈の
平均値の差に介入前後で観察可能な変化はなし。

閉経周囲期、閉経後のナイジェリア人女性にとって
腹部肥満と柔軟性改善にEEPへの参加は欠かせない。

代謝健康、更年期、身体活動 4年フォローアップ研究

背景
女性において代謝の健康は更年期以後に低下し、
身体活動(PA)が症状を軽減する
役割を持っているということは
完全には解明されていない。

この研究は更年期前後の
代謝の健康指標がどのように変化するかの調査と
PAがそれらの症状を緩和するかどうか評価するものである。

方法
研究参加時に48-55歳だった
298名の女性の縦断データを使用。

有意なフォローアップ期間は3.8±0.1年だった。
研究対象になった代謝の健康指標は
総脂肪量と内臓脂肪量、
腹囲、
ウェストヒップ比(WHR)、
収縮期(Systolic:SBP)と拡張期(Diastolic:DBP)血圧、
血糖値、
トリグリセリド、
血清総コレステロール、
HDL-C、
LDL-Cだった。

PAは加速度計とアンケート調査によって評価された。

参加者は3つの更年期グループに分けられた。
PRE-PRE
(全研究期間中に更年期前、更年期周囲期56名)、
PRE-POST
(開始時更年期前、更年期周囲期、終了時に更年期後149名)、
POST-POST
(全研究期間中が更年期後93名)。

結果
開始時PAは直ちにHDL-Cに作用したが、
LDL-Cやそのほかの肥満要素には作用しなかった。
終了時に増加していたのは
PRE-POSTグループ全員の
総脂肪量(1.72㎏)と
内臓脂肪量(0.26㎏)だった。

PRE-PREとPOST-POSTは
増加傾向が収縮期血圧の変化を除いて似ていた。

PA介入の変化は逆にSBPの変化(-2.4mmHg)に
関連していて、WHRも変化した(0.72)

結論
中年女性において、
更年期は複数の代謝健康指標の変化を加速させる。

PAは健康的な血中脂質状態でいることと
体組成に関連しているが、
更年期移行期において研究対象とした
代謝健康指標のほとんどで
緩和作用は見られなかった。

リンク
https://www.nature.com/articles/s41366-021-01022-x#Tab3

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22547191/

https://www.maturitas.org/article/S0378-5122(18)30761-8/fulltext

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