【実はどうなの?】オンラインセッションを提供側からレビュー
今年初めの新型コロナウィルス感染症の流行で一気にオンラインでやり取りする機会が増えましたね。
今回の一件で社会的、経済的な損失はかなり大きいと思います。
それでも通勤の必要が無かったことが分かったり、実は対面しなくても事足りていることがわかったりと
今までの当たり前が次々に崩壊して新しい常識が生まれつつあるなー、と思うところです。
フィットネスの分野でもその傾向は強いです。
人が集まれないからセミナーなんかも軒並み中止、フィットネスクラブの退会率もすごいことになっています。
そんな中でオンラインでのトレーニングセッションもかなり普及が進みました。
少し調べるだけで、近隣の施設のオンラインサービスが色々ヒットします。
これも対面することなくサービスのやりとりができるというところにメリットを感じている人が多い証拠かと思います。
そんな中、
そこまで経験が多いわけではありませんが、先日オンラインで10分程度のミニセッションを提供する機会がありました。
それを通して感じたこと、オンラインの特徴、限界、何となく感じていたこの半年のモヤモヤをまとめていきたいと思います。
クオリティを求めるならやめた方がいい
結論はこれです。
正直、クオリティはめっちゃ落ちます。
まず、コミュニケーションが難しい。
画面越しだと対面ほど多くの情報が得られず、お互いに積極的な情報交換ができないと感じました。
自分の話を伝えることに意識が向きがちであまり話を引き出しづらいなと感じます。
会話のキャッチボールも難しいです。
話し始めるタイミングが重なりモゴモゴしたり、
お互いに譲り合ってなぞの沈黙ができたり、
それがかなりストレスになりますね。
ただ、もちろんメリット、デメリットをつかめば有効にはなり得ます。
順を追っておすすめする場合、しない場合を解説します。
オンラインをおすすめるのはこんな人
・質より量を求める
・特に体の不調が無く、動くことに不安がない
・動きの質を改善したい系のニーズはない
こんな条件に当てはまる人は使うとメリットを感じると思います。
特に体に不安はなく、たくさん動きたい場合です。
今までやりたくても物理的に難しかったセッションにも参加できるかもしれませんね。
遠方で開催されるセミナーやイベントがオンラインで配信されていれば、
リアルで会う以上の人が参加できる可能性は高いです。
イメージはフィットネスクラブのスタジオレッスンです。
ある程度一方通行のコミュニケーションで成立する関係の場合、
そこまで不便は感じないでしょう。
トレーナーやインストラクターの動きを見て、それに合わせて自分が動く展開とは相性いいです。
目の前で進められるエクササイズは対面でもオンラインでも変わらないので、
運動量の差はそこまで大きくないはず。
ただ、インストラクターが参加者一人ひとりの動きをチェックするすることは難しいので、
動きの質は自分で保たなければいけません。
オンラインをおすすめしないのはこんな人
・動きを改善したい
・細かい質まで追求したい
・見本を見ただけでは自分の動きの修正が難しい
こんな場合は、限界がかなり低い位置にあります。
この辺りに価値を置いているトレーナーやクライアントは正直使わない方がいいと思います。
コンディショニング系のパーソナルトレーニングなどとの相性はよくないです。
特に上に示した3つのうち、
【見本を見ただけでは自分の動きの修正が難しい】
なんてのは多くの人に当てはまりますよね。
しかもその難しい動きを覚えたいからパーソナルセッションを受けているはずです。
もちろん、口頭での説明で動きを誘導することは可能です。
クライアントにトレーナーの動きを見てから動いてもらい修正して…
を繰り返していけば近いことはできるかもしれません。
それでも、やはりリアルな対面には適わないと思います。
リアルタイムな修正が難しいし、
タッチ法など意識して欲しいポイントに触れることができないので、
クライアントの気付きが少ないと思うんですよね。
30分、60分のセッションが終わっても納得した顔を想像しがたいです。
十分な価値交換(金銭とサービス)ができるかというと正直厳しいです。
あなたが求めるものをよく考えて受けて
ここまで書いてきたように、私はオンラインセッションは非推奨派(派閥があるのかは分かりませんが)です。
私自身が動きの質にアプローチしたいタイプのトレーナーであるのも関係しています。
もちろん、オンラインで結果を出しているトレーナー、クライアントが多くいるのも事実です。
これ自体を否定するつもりは全くありませんので、その点は強くお伝えしたいと思います。
あくまでも個人の感想です。
それでもやはり、あなたがやりたいこと、受けたい内容とマッチしているかどうかは
よく考えてからでも遅くありませんよ。
ものは試しですが、上に示した内容を参考にしていただけると幸いです。
オンライン化が進み、逆にオフラインの価値が際立ったなーというのが私の立場です。
ただ、今後も次々に展開は変わるでしょうからこの考えも変わる可能性は大いにあり得ます。
どんなこともやり始めは試行錯誤ですしね。
やり続けて精度を高めていくものなので、
いつかオンラインでもオフラインと変わらない質を提供できる日が来るかもしれません。
色々な可能性を残しつつ、それでも世の中の大きな流れに思考停止で飲まれることなく
提供できるサービス内容との相性を見ながら展開していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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