【提案】グループレッスンとパーソナルトレーニングの使い分け、組み合わせ方
グループレッスンとパーソナルトレーニング、立場としては対照的な位置にあるコンテンツかと思います。グループにしてもパーソナルにしてもどちらかを取り入れている人は相手方の領域は自分には畑違いだと思う面もあるかもしれません。
でも全くそんなことはありあせん。むしろ相互補完的な関係であると思います。今回の記事では、それぞれの長所を確認したあとに何故相互補完的といえるのかを順に解説していきます。
どんな手段でも効率的なフォームを身に付けましょう

結論はこれです。特定の箇所位負荷が集中しない効率よく動けるフォームを習得しましょう。
グループレッスン内で取り組んでもOKですし、機会を別に設けて取り組んでもいいと思います。そこには絶対な答えが存在するわけではないので、取り組みやすく継続しやすい形を探してみるといいかと思います。
目指すのは自分のフォームを客観視できるようになることです。スクワットのレップ数(上下動の反復回数)の1回ごとに自分のフォームを解説できるくらい自分自身のからだに注意を向けて欲しいと思います。
グループレッスンでのスクワット動作を考える

具体例を出してみましょう。
色々な団体がダンス系や筋トレ系、格闘技系、ヨガ系、体幹エクササイズ系のグループレッスンを開発してライセンスを発行し、世界中のフィットネスクラブでそのクラブ内のレッスンとして展開できるようなコンテンツを持っていますよね。
ザッと思い付くものでも、
レズミルズ:https://www.lesmills.com/jp/
ラディカルフィットネス:http://radicalfitnessjapan.jp/
リトモス:https://ritmos.jp/
ZUMBA:https://www.j-wi.co.jp/store/bland/zumba/
などがあります。そしてどのコンテンツも抜群に集客力が高いです。人気があって、コアなファンが付くんですよね。
そんな中、とある筋トレ系グループレッスンを目にする機会がありました。スクワットをしていたんですが、結構参加者の個性が出るんですよね。動きがその人その人で特徴的です。安定したフォームの人がいれば、第三者が見てハイリスクで少し不安になるフォームの人もいます。ザッと見た感じ、もっと出来たらいいのになと思う人が参加者の半分くらいな印象でした。
フォームとしては、股関節が機能的に動かせていなかったり、体幹のポジションをキープできなかったり、つま先や踵に荷重が偏ったりする場面が多かったように見えました。
あえて【動作のエラー】と表現しますが、これらのエラーを今すぐにどうにかしなくても困らない人が大半だと思います。見た感じではかなりキャリアが長いであろう参加者が多そうだったので上手く動いているんだと思います。ただ、今後どうなるかは未知ですよね、ちょっとしたコンディションの違いでケガにつながるかもしれないし、ほんの少しの修正でトレーニング効果が目に見えて大きくなるかもしれない、そう思うともっともっと良くできる要素があるんじゃないかなと思ったわけです。
グループレッスンで楽しく、パーソナルトレーニングでしっかり
今回はグループレッスンとパーソナルトレーニングを取り上げて解説していますので、簡単にそれぞれの特徴をまとめます。
グループレッスン

まず何においても楽しい要素が強いです。だからこそ人が集まるんですよね。音楽に合わせて動きがプログラムされ、周りの参加者といい意味で競い、励まし合いながら頑張れるところに価値があると思います。
あれだけの種目数、レップ数を自分のモチベーションだけで消化しようと思うと誰でもできるわけではないと思います。前に立ってリードしてくれるインストラクター、周りの参加者がいてこそのレッスンですよね。定期的にプログラムが変わり、飽きないのも魅力だと思います。自分で内容を考える必要がなく、どんな動きのエクササイズなのかが楽しみでもある、そんな参加者負担が少ないことが受ける要素でもあるのかなと思います。
その反面、個別性は高くありません。レッスン環境上、一人ひとりにフォーカスするのは不可能に近いです。参加者に対して最大公約数的な修正しか掛けられない、レッスン全体の流れを優先させるしかないのが現状かと思います。多くの参加者を放置して、一人に付きっきりにはなれませんからね。
パーソナルトレーニング

こちらは個別性の最たるコンテンツかと思います。どうなりたいかが明確であればあるほど効果的です。疑問点については納得いくまで聞き倒してください。そのセッションはあなたの占有時間です。
パーソナルトレーニングに決まった形はないと思っています。パーソナルトレーニングのセッションとしてグループレッスンの内容を取り入れるのもありだと思います。一つひとつ分解して、より丁寧に教えてもらうサービスを展開しているフィットネスクラブもあります。
その中で私が最もパーソナルトレーニングでメリットを感じるのは、客観的な視点(パーソナルトレーナーの立場)からあたなのエクササイズフォームについてフィードバックを受けられることだと思っています。自分では出来ていると思っていた形が少しずれていたとか、指摘された点を修正したつもりだったがもっと大きく動いても良かったとか、【細かい点をチェック→動く】を繰り返せるところに価値があると思います。
いつ行ってもOKで、やるかどうかはあなた次第のフィットネスクラブとは違い、日時を予約してそこに行かなければいけない状況を作るので行くかどうか迷う選択肢がないのも結果を求める人にはいいところです。担当するパーソナルトレーナーによっては毎回のセッションで宿題を出される場合も多いので、次のセッションまでに完成させようと思うと必然的に家でのエクササイズも捗ります。自分だけではなかなか運動出来ない場合にも重宝できる環境だと思います。
ただ、パーソナルトレーニングは「周りが頑張っているからやめられない」とか「お互いに刺激し合って達成する」という関わり合いは少ないです。自分だけでトレーニングするよりも取り組まざるを得ない状況は作れますが、最終的にやるかどうかはあなたの心次第な部分は大きいです。
ベストな組み合わせ
そこで提案したいのは両者のいいとこ取りです。グループレッスンの楽しさとパーソナルトレーニングの個別性が高く、ハイクオリティなフィードバックの両方を組み合わせましょう。
具体的には、今までの頻度でグループレッスンを続けながら、定期的に(1週間~2週間に1度程度)パーソナルトレーニングを受けてあなた自身の動き方の特徴、その動きを続けることでのデメリット、動き方の修正プログラムを把握、実践することです。慣れるまでは週に1~2回のグループレッスンをパーソナルトレーニングに振り替えてもいいかもしれません。
グループレッスンで引き続き楽しみながら、パーソナルトレーニングでその動きの質を高めていくイメージです。こうすることで知らずしらずの内に高まるケガのリスクを抑えながらレッスンを続けることができるようになります。更には動きを良くすることで疲れにくいからだを作れて、普段の生活にも変化が出てくるでしょう。更にさらに、筋トレの面白みにはまりフィットネスで楽しむ選択肢が増えるかもしれませんよ。
【具体例あり】確かにお金は掛かります…でも絶対に有益です

当然ですが、パーソナルトレーニングはただではありません。むしろ単価でいうと結構な額だと感じる人も多いと思います。まったくフィットネス事情に明るくない人は値段を聞いてビックリする人も多いです。その額を今までのフィットネスクラブ代に上乗せすることに抵抗を感じる場合も多いですよね。出ていくお金が増える事実は変わらないのでそれも無理のないことです。そして、時間的にも経済的にも背伸びしすぎては絶対に継続できないので、掛けられる時間的金銭的コスト内で最適な選択ができるようにしてもらいたいと思います。ただ、その掛けたコストを今まで以上の【損失】と考えるのか、未来への【投資】と考えるのかで、同じ状況の見え方は変わりますし得られる結果も変わります。取り組む姿勢が変わるからですね。
実際にグループレッスンで調子を崩してしまった事例もあります。この事例の場合、YouTubeでのオンデマンドセッションで起きたものなのでリアルにレッスンを受けた場合とはまた違う状況です。もしリアルにインストラクターが目の前にいれば違う結果になっていたはずです。概説します。
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丁度コロナが広がり始め、今までの生活が著しく制限され始めた時期でした。全国でも多くのフィットネスクラブが休館に追い込まれましたよね。それに台頭してオンラインでのライブセッションやオンデマンドセッションがかなり盛り上がりました。その中の1つを自宅で受けたところ、ひざの痛みが出てしまったらしいんです。きっと、上に示したようなエラーフォームを繰り返した可能性が高いです。オンラインのいいところは場所を選ばすにできることですが、同時に自分以外の誰の目もなくリスクに気付けないという点がデメリットですよね。例えパーソナルトレーニングであってもオンラインでのセッションになるとその価値、提供できる情報量は目減りすると思います。関連記事:【実はどうなの?】オンラインセッションを提供側からレビュー
痛みが出てしまうと生活の質が間違いなく落ちますよね。痛みに支配されますし、安静で改善しなければ医療機関を受診する時間的、経済的な負担もあります。そして何よりも今まで出来ていた運動が出来なくなります。結構なストレスだと思います。不自由になって初めて何気ない日常のありがたみが分かることってありますよね。この事例でも正にそうなりました。痛みが改善するまでに長い時間が掛かりましたし、なかなか痛める前の状態に近づかなかったんです。
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単純に比較できるのもではありませんが、この痛みに関わる一連のコストは金額にすると相当な額になるんじゃなかと思います。結果論ですが、パーソナルトレーニングで改善を図りながら取り組めた方が総コストは少なかったかもしれません。
とはいえ、この事例ではコロナにまつわる社会情勢でリアルに会ってセッションする状況を作るのは難しかったこともあります。きっと、このような病むに病まれない状況で取った選択で同じように損害を広げた事例は山のようにあるんじゃないかと推測します。憎きコロナですね。
ここに示したのはほんの一例ですが、あなたは一時的な出費増加とそれを回避したことで被る更なるコスト拡大どちらを選びますか?
効率的なフォームを身に付けましょう

単純にからだを動かすだけで得られるメリット(消費カロリー増加、気分の高揚など)は確かにあります。変に色々考えなくてもいいという意見も理解します。それでも、ビギナーズラックは割とすぐに消失します。同じ内容のことをしていてもメリットが薄れてきますし、関節運動の反復回数は多くなるのでその点のリスクは高まります。
そういう意味でも安全で運動効率のいいフォーム、今後仮に負荷を増大していく場合のベンチマークにできるフォームを身に付けることはあなたにとっての大きなメリットになります。第三者の目で見たフォームをフィードバックしてもらい、あなた自身の取りやすいフォームの特徴、目標とするフォームのイメージ、イメージするフォームと現在のフォームとのギャップを感じられるようになるともっとトレーニングが楽しくなるんじゃないかと思っています。新たな発見、できなかったことができるようになることはいくつになっても嬉しいことですよね。継続できる方法で取り組んでもらえればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

