【しっかり勉強】グルタミンのサプリメントのことについて【グルタミン”酸”と違うの?】
グルタミンというアミノ酸(たんぱく質を形作る最少の物質)は免疫機能を維持させる働きがあると言われています。それを聞いて最近のコロナの状況もあり、少しでも…と思い使ってます。でも、よくよく考えると何がどういいのかよく分かっていないことも多いと気付いてしまいました…。グルタミン”酸”とは違うんですか?
これを機に調べてみたのでまとめます。
参考までに私が使ったことのあるグルタミンのサプリメントはこちらです。iherbから\1000くらいで買えます。
iherbリンク(カプセルタイプ)
https://jp.iherb.com/pr/Now-Foods-L-Glutamine-Double-Strength-1-000-mg-120-Veg-Capsules/301?_ga=2.145382644.1731131058.1616879784-1872795241.1598474317&rcode=WWH5706
同じくiherbでタブレットタイプです。慣れるまでは少し飲みこみづらいです。
https://jp.iherb.com/pr/Jarrow-Formulas-L-Glutamine-1000-mg-100-Tablets/185?_ga=2.53704808.1731131058.1616879784-1872795241.1598474317&rcode=WWH5706
グルタミンは免疫力を高めます

冒頭に書いた通りです。グルタミンは消化器特に腸の免疫に関わるみたいです。
仮に絶食が続くと腸内の絨毛(栄養素を取り込む細長い毛のような器官)が細く短くなって、細菌やらウィルスやらの侵入を許しやすくなると言われています。グルタミンはこれを防ぎます。食事から摂られたグルタミンは体内に入ることはほとんどなく、ほぼ全てが腸管でのエネルギー代謝に使われます。腸が働き続ける栄養素になる訳です。腸が栄養をしっかり受取れれば、絨毛が密度高く維持されるので免疫を維持できるし、絨毛が現状で痩せてしまっている場合はその回復が見込めると言う訳です。
グルタミンとグルタミン酸

この2つごちゃごちゃになりませんか?
『グルタミン=グルタミン酸+アンモニア』でして、体内ではアンモニアを足したり引いたりして『グルタミン⇄グルタミン酸』といった具合に、自由に形を変えています。この2つをそれぞれ少しだけ詳しく見てみます。
グルタミン
グルタミンは体内に存在するアミノ酸で最も量が多くあるものです。体内で生成できる非必須アミノ酸です。
逆に人間が体内で作り出せないアミノ酸も存在しまして、これを必須アミノ酸といいます。更に必須アミノ酸と分類される中にはよく耳にする『BCAA』が含まれています。これらは食事から摂取する以外に体内での量を維持する方法がありません。
話を戻しますね。
グルタミンは食事から摂る必要のない非必須アミノ酸ですが、条件によっては体内で生成される量以上が必要になる場合があります。ケガからの回復、手術などでからだが大きく侵襲される(傷付けられる)とその修復のために大量消費されます。需要と供給のバランスが崩れる場合があるんです。この様な場合は食事からの摂取がマストになります。このことから、『条件付き必須アミノ酸』とも言われます。
また、体内に多く存在するので窒素の運び屋でもあります。
たんぱく質を構成するアミノ酸は化学式の中で「NH₃」で表されるアミノ基を持っています。全身の筋肉はたんぱく質で出来ていることは多くの方がご存じですよね。内臓を含む全身の筋肉は絶えずたんぱく質の分解と合成を繰り返しています。ということは、全身の各所で「NH₃」を含む新しい筋肉を合成するための材料が必要になります。でも、この「NH₃」は単体では存在出来ない不安定な物質です。だからグルタミンの形で全身に運ばれるようになっています。
グルタミン酸
いきなりですが、グルタミン酸はうま味成分です。日本の学者が昆布から甘味、塩味、酸味、苦味とは違う基本味としてグルタミン酸ナトリウムを発見し「うま味」と名付けました。グルタミン酸は美味しいんです。笑
チャイナレストランシンドロームとしても知られるように化学調味料としても使われます。有名所としては「味の素」です。
意外にも脳の中でもかなり重要な機能をはtしています。脳内の神経細胞は互いに樹状突起という触手を伸ばしその末端で情報伝達物質のやり取りをして情報を処理します。その神経伝達物質としてグルタミン酸が使われます。記憶や学習に欠かせない物質で、神経細胞を興奮させる作用があります。
前述したようにグルタミンを分解することでも生成されます。
トレーニングとグルタミン

ここまでお話してきたグルタミンの特徴とトレーニングを組み合わせて考えてみましょう。
グルタミンは、傷の修復や体内の組織が傷つけられた際に大量に消費されることを説明しました。これはトレーニングでからだが受ける刺激で大量に消費されることを意味します。激しいトレーニングを長時間するアスリート程必要なアミノ酸と言えます。筋肉の分解を抑制する作用もあると報告されています。トップレベルのボディビルダーの中で特に意識して摂取したいサプリメントとして挙げる選手もいるので、筋肉量を維持するためにいかに重要なアミノ酸かが伺えるかと思います。
腸管での重要なエネルギー源になることも説明しました。腸内のコンディションを整え細菌などの侵入を防ぎ、免疫を維持するためには重要です。また、マクロファージ、リンパ球など体内へ侵入してきた異物を攻撃する免疫細胞のエネルギー源になることも知られているます。実際にマラソン選手に対して行った実験では、グルタミンを摂取したグループで有意に感染症の発症率が低下したとする報告もされています。
脳を破壊する!?

グルタミン酸に話を移しましょう。
先ほど、グルタミン酸は脳内で神経伝達物質として機能するとお話しました。神経細胞同士がグルタミン酸をやり取りすることでネットワークが強化され記憶や学習が効率よく行えるようになります。ですが、脳内のグルタミン酸の濃度が高すぎると神経細胞を破壊しアルツハイマーやALSと言った病気の原因になるとも言われています。ただ、これは残念ながら食事からの摂取を抑えれば防げるといったものではありません。実際にグルタミン酸もグルタミンも食事から摂ったそのほとんどは体内に吸収されることはなく腸内のエネルギー源として代謝されるのは前述した通りです。
脳内のグルタミン酸濃度が高い状態であり続けてしまうのは、グルタミン酸を回収して再利用するためのグリア細胞の機能低下が挙げられています。実際に動物実験ではこのグリア細胞を活性化するように操作したマウスで記憶能力がアップしたという報告もあります。今すぐ私たちに何かができるわけではないかもしれませんが近い将来、アルツハイマーなどの認知症を劇的に改善予防する薬ができるかもしれません。
良くからだを動かす人は摂取してみては?

話があちこちに飛びましたが、まとめます。
今回、グルタミンとグルタミン酸について話をしてきましたが、グルタミンにおいては『L-グルタミン』として摂取が認められています(D-グルタミンもあるみたいですが、ほとんど人体には機能しないようです)。アスリートに対する実験では、1日に40gのL-グルタミンを摂取させましたが特に有害な作用は無かったとする報告があり摂取の上限は設定されていないということです。ただ、その代謝にはコストが掛かるので後々内臓への負担は上がるかもしれません。
40gもの大量摂取は不要かと思いますが、運動を日常的にたくさんする人、風邪を引きやすい人は摂ってみるとポジティブな作用を生むかもしれません。実際に、グルタミンの摂取によって上気道炎(いわゆる風邪での喉の痛み)の発症率を有意に低下させたとする報告もあります。
気になる方は色々な通販サイトで安いものでは\1000程度から販売していますので試してみてはいかがでしょうか?粉末タイプとカプセルタイプがあります。製品としては海外製が多くを占めます。そしてカプセルタイプはかなりサイズが大きめです。初めは飲みこめるか不安でした。笑
カプセルの他にタブレットタイプもありますが、個人的にはカプセルの方が飲みやすいですね。
参考までに、私が使った経験のあるグルタミンのサプリメントを貼っておきます。参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考資料
https://www.cellsignal.jp/pathways/glutamine-metabolism
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201508.html
https://cp.glico.jp/powerpro/amino-acid/entry30/
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0111_00032.html


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