【日本語訳】やっぱり子供は運動できて太っていない方がいいらしい

海外の論文サイトから面白いものを見つけたので紹介します。やっぱり運動できる方が子供にとっても良さそうです。

幼い子供さんをお持ちのあなた!是非、見てください。
私も5歳、3歳、1歳の子の親としてとても興味深く論文を読みました。子育てのヒントがあるかもしれません。

身軽に動き回る子供は頭がいい

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結論からいうとこういうことです。

体重が適切だと過体重の子供に比べ情報処理能力とも言い換えられる認知機能が高いという結果が出ました。

しかも体重が適切なだけよりも運動能力(心肺機能、素早さ、筋力)が高い条件が揃うと更にその差は顕著になります。

論文要約(日本語訳)

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この横断研究は、子供における基礎体力構成要素(心配機能、スピードアジリティ、筋力)と体重の関係から認知パフォーマンスの違いを分析することと、基礎体力がBMIと認知パフォーマンスの関連を仲介するかどうかを確認することを狙い実施された。

基礎体力とBMIはスペインのクエンカ州とシウダードレアル州において630人の5-7歳の子供に対し標準的な手順を使い測定された。

認知パフォーマンスを確認するのにBADyGという総合的かつ特異的な未開の能力を定義する測定を使用した。

体力要素とBMIによる認知スコアの違いを確認するために共分散分析を行った。

仲介分析のためにHayes’s PROCESS macroを使用した。

標準的な体重の子供は空間的要素と総合的な知性が過体重、肥満傾向の子供より優れていた (p < 0.05)。

しかし、心肺機能を考慮から外すとその差は小さくなった(p > 0.05)。

心配機能とスピードアジリティで優秀な結果を残していた子供はBMIを考慮から除外しても全ての認知局面で良い結果を残した(p < 0.05)。
同様に高い筋力要素を持っている子供は言語要素で高いスコアを記録した(p < 0.05)。

全ての体力構成要素はBMIと全体的な知性の媒介要素として確認された(p < 0.05)。この発見は子供の認知における過体重のネガティブな効果を最小化するフィットネスの重要な役割を示唆している。

解説とまとめ

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この実験はスペインの5-7歳の子供630人に対し、体重、運動能力、知性を調べその関係、特に体重と知性の関係を運動能力が変化させるかを確認したものです。

結果から言うと、身長に対し適正な体重の子供の方が体重が多い子供よりも知性が高かったという傾向が見られました。

更に心肺機能に着目すると心肺機能が高い子供は有意に知性が高いことに対し、心肺機能が低い子供の知性はそれよりも低いことがわかりました。

つまり、身長に対する体重の割合ではなく運動能力が知性の向上に関与している可能性がありそうです。

逆に素早い動きができる子供、筋力が高い子供は身長に対する体重が多くても知性、認知能力、情報処理能力が高い状態にあるという傾向が見られました。

成人においても筋トレなどのスポーツで認知機能が即時的、継続的に高まるという結果が最近出され注目されましたが子供でも同様に運動能力と頭の回転は比例関係にあるのではないかという結果が見られたということですね。

以下に、この実験結果を図にしてまとめました。

やっぱり運動させた方がいい

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今回の実験はスペイン人を対象に行ったので日本人に対しての効果は未確認ではありますが、ネガティブな結果になることはないと予想します。

結論からいうとやはり幼い頃から運動機会が身近にある環境を作ることが大切だということです。今回は5-7歳を対象に調査して差を確認しています。

ということは、それ以前からの要因が深く関与していると思ってよさそうです。

どの様な要因が今回の実験結果に繋がったかは記載がありませんでしたが、運動から色々な刺激を受け脳が活性化する可能性は大いにあるということですね。

【三つ子の魂百まで】

という諺もあります。

その後どのような人生を歩むかはもちろん子供に主権がありますが、その選択肢を増やしてあげられるかどうかは親の努めかと思います。

より良い人生のためにフィットネスを活用しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

論文ソース
Ruiz-Hermosa A, Mota J, Díez-Fernández A, Martínez-Vizcaíno V, Redondo-Tébar A, Sánchez-López M. Relationship between weight status and cognition in children: A mediation analysis of physical fitness components. J Sports Sci. 2020 Jan;38(1):13-20. doi: 10.1080/02640414.2019.1676538. Epub 2019 Oct 9. PMID: 31597515.

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