エクササイズそのものに良いも悪いもない話。考える上での文脈を意識する。
どんな分野であっても
色々見聞きしていると、
自分なりの世界観ができてきて
主観的にその良し悪しを
判断しがちです。
もちろん、
自分のことを判断するなら
それでOKなのですが、
専門家として
誰かに何かをアドバイスするなら
クライアントのオーダーの
核になる部分への理解は
客観的な視点で持っておいた方がいいですよね。
今回はそんな内容です。
きっかけは、
とあるポスト
先日、X(旧Twitter)に
ピラティスのエクササイズに
関する内容をポストしました。
すると
フォローしてくださっている方が
こんな形で引用リポストして
くれました。
水泳に対してこの種目が
効果的だと思ったこと
なかったんですよ、正直な話。
でも”スイマー”という文脈の中で
このエクササイズに
有用性を見出して
レスポンスしてくれたと
思っています。
この時に思ったのは、
エクササイズそのものに
価値があるというより
誰に?
何を?
どうやって?
伝えるか/適応するか
によって見え方が
ガラッと変わるということです。
更にはこれらの問いを
しっかり設定して
考え抜ける能力が
大切なんじゃないか
ということです。
改めて理解できた
コンテクスチュアル
(Contextual:文脈的)
の意味

ここ数年の
トレーニング科学業界では
如何に環境を最適に設定して
実際のパフォーマンスに
効率よくつなげるか
に多くの関心が集まっています。
関連する書籍について
以前に記事も書いていますので
ぜひご覧ください。
この分野の中で、
コンテクスチュアルトレーニング
(Contextual Training)
という考え方も
多くの支持を得ています。
提唱者が主版した本もあります。
アマゾンのリンク
貼っておきますので
興味があれば
のぞいてみてください。
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以前からその理論の名前は
認知していて
ざっくりとした内容も
把握していたのですが、
”コンテクスチュアル”の意図を
消化しきれずにいました。
「トレーニングなのに文脈?
なんか書くの?」って感じです。
今回の一件で
それらの疑問について
スッと腑に落ちたというか、
真に意味を理解できた気がして
こうして書き留めている
次第です。
つまり
誰のどんなストーリーの上で
そのエクササイズについて語るか
ということなんですよね。
前提がおかしければ、
どんなに優れた方法も
効果を発揮しません。
野球が上手になりたい少年に
サッカーのパフォーマンスが
上がるエクササイズを
熱血指導したところで
あまり効果は見込めない
わけです。
一方で、
全く意図していなかったところで
思いがけない展開を生む可能性もありますね、今回のように。
文脈を理解するというのは、
目の前のピースを
どう組み合わせて
パズルを完成させますか?
という問いなのだと
理解しました。
つまりは、
どれだけクライアントを理解して
解像度高く目的の輪郭をつかむか
と
知識と技術の積み重ねで
いかに取り得る選択肢を
増やしておけるか
そして
どのようにすれば
その2つをマッチングさせることができるか
この3つがキーファクターだと
思っています。
よーく相手を理解する

結局はこれに尽きそうです。
改めて強く思います。
簡単ではないけど、シンプル。
そして特別な何かを必要とせず、
すぐに取り組めるハックです。
他方、
解決策の一つとして
自分の得意技を持っておくことは
間違いなくとても大切ですが、
全てをそのフレーム内で
解釈しないようにも
注意が必要だなと思います。
丸いフレームの中に
四角いパズルをはめ込もうと
してもどこかが歪みますからね。
たまたま円に内接する四角であれば
逆に美しいかもしれませんが…
ふと色々考えることができたので
今回筆を走らせました。
取り留めのない内容でしたが、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
参考文献?
今回、この思考に至れたのは、
直前に読んでいた本の影響も
あるかもしれません。
有名マーケターの森岡毅さんの
最新作が出たという情報をつかみ
読了したところだったのです。
正に今回の気づきとの親和性も
ものすごく高いと思うので
興味があればぜひ読んでみてください。
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実際に本の中にも
”文脈”という言葉が
同じようなシチュエーションを
指す意味として使われています。

