【ゴルフ②】ボールにパワーを伝える
前回のブログでは…
飛距離を伸ばすために下肢の筋力アップをしましょうという話をしました。
「テイクバックから反対側の脚へ体重移動してインパクト、そしてフォロースルーへの動き」がシンプルに動作を分析すると「スクワットの上下動」と類似しているので強く地面を蹴りパワーを伝えていくトレーニングとして有効です。という内容でした。
前回記事はこちら↓
【ゴルフ】ベストスコアに向けてスクワットをしよう!
今回の記事では、前回十分に触れられなかった下肢で発揮したパワーを極力ボールに伝えるための体幹部の機能に着目してお話していきたいと思います。
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いくら下肢でパワーを出せても…
自分自身が発揮するパワーの絶対値を高めることが飛距離に与える影響は絶大です。しかし、下肢でどれだけ強いパワーを発揮できても、ボールに伝わるまでにあちこちに力が逃げてロスがあると結局ボールは飛びません。
ちなみにパワーとは…
パワー(W)=力(kg・m/s²)×速度(m/s)
で表されます。
重力加速度やらN(ニュートン)やらのことは今回スルーしておおざっぱに言えば、重たい物を動かす強い力を速い速度で発揮できると物体に与えるパワーが最大になります。
力か速度どちらかの数値を固定したとしても、もう一方が大きくなれば結果パワーは大きくなりますね。
ゴルフにおいて言えば、意識的に速く振ろうとすると良い事はあまりなさそうなので振る速度は固定して、地面を蹴る力を大きくするのが得策ではないかと思います。つまりより飛ばすためには前回の内容のようにスクワットに繋がるわけです。
そして大きなパワーを発揮できたとして、次に大切なのはそのパワーをどれだけ効率的にボールに伝えるかということになります。
地面を蹴って作り出したパワーは…
足から体幹を通って腕へ、そしてシャフトを通って最後にクラブヘッドからボールへとかなり長い道のりを経てボールを飛ばすために伝わります。それまでに多くの「関節」という名の関門を通ることになります。


おそらく発揮できたパワーを100%伝達することは不可能です。体の中のどこかで間違いなくいくらかは緩衝されてしまいます。ガンガン筋トレして出せる力を高めて飛距離を伸ばすか、パワーを伝える効率を上げるか、その両方を取るか。どんな戦略を取るかはあなた次第ですが、パワーを伝える効率を上げるのが無理なく伸び代も大きいと考えます。余談かつあまり関係の無い話ですが、車ですらガソリン燃焼から得られるエネルギーの30%程しか動力に使えていなかったと思います。70%は光だったり熱だったりに変わり消費されるそうです。
どちらが強い?
余すことなくパワーを伝える難しさを解説します。
ここに、重さは同じで柄の部分の剛性はまるで違うハンマーがあります。壁に打ち付けた時、どちらの破壊力が大きいかはすぐにイメージできますね。フニャフニャの柄だと勢いよく振った瞬間にハンマーヘッドがどこに向くか分かりません。結果しっかりとインパクトできないでしょう。ゴルフでの身体の使い方もこれと同じモデルでイメージできます。

足で作ったパワーは、膝→股関節や骨盤→背骨→肩甲骨、肩→肘→手首と体の中の色々な関節を通って伝わります。この時、力を伝えたい方向以外に関節が動いてしまうとそこでパワーが逃げてしまうことになります。まずは体全体の剛性を高めてパワーの流れを下から上に確実に伝えるイメージが大切です。


大切なのは…
パワーを伝える上で重要なのは股関節から背骨に掛けての部分です。この辺りの関節は前後左右回旋と色々な方向に動かすことができるので動いてもいい方向をコントロールしないとあちこちにパワーが逃げます。
そのコントロールを実際のスイング動作でのスピードで意識的に行うのは難しいです。そもそもそれができれば苦労はなく、そうしたいのが目的なので実際の動作から1つ階層を下げて体幹のコントロールにフォーカスしたエクササイズを行っていくのが有効です。


本当に大切なのは…
ここまで身体の剛性を高めて下から上にパワーを伝えようとしてきました。そして、そのためのエクササイズも紹介しました。しかし、ここで終わると動きが硬いロボットになってしまいます。プロゴルファーでカクカク動く人はいませんよね。とても動きがしなやかだと思います。最後にそのしなやかさについてお話します。
理想は振り子や鞭(むち)の様に次々と力を受け渡し伝えていくものです。発生源(今回では蹴り脚)からうねり上げるように、しなるように少しずつの時間差を持ってゴルフクラブまでパワーを伝えていきます。軸がいくつもある振り子は上位の軸が止まるとその下部の振り子の加速度が増します。これを繰り返すと上位からのパワーを受け継いで末端が次々と加速していきます。

この原理を人間の身体に当てはめると最終的なクラブヘッドの速度がかなり速くなることがイメージできるかと思います。ここまでの剛性が必要という話と矛盾していそうですが、最終的には許容された中で「うねる、しなるイメージ」を持ち体幹のエクササイズと実際のゴルフの動作を橋渡しすることが必要です。
それを養うのがこのエクササイズです。

今回は、確実にパワーを伝えるための体幹の剛性、安定とそれを実際の動作の中で活かすためのうねり上げるエクササイズを紹介しました。前回のスクワットと併せて実施してみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました!

