【腰痛対策】“腰”は捻れない
色々なスポーツ現場、フィットネス現場で使われるキューイングに「腰を捻る」があるかと思います。今日はこのキューイングと腰痛についてお話します。
結論から言うと腰つまり腰椎の回旋可動域はとても小さく有効な動きは出来ないものと考えていいかと思います。
背骨は頭側から
- 頸椎7個
- 胸椎12個
- 腰椎5個
合計24個の椎体と呼ばれる骨が積み重なり構成され骨盤と接しています。更に一つひとつの椎体は椎間板や靭帯、細かな筋肉によって安定を得ています。極め付けに各椎体は上下の椎体でしっかりと噛み合った状態で関節を成しています(椎間関節)ので物理的に動きの制限を受ける動きが出てきます。肘が真っ直ぐよりも多く伸びないのと同じイメージです。骨同士がぶつかり合ってそれ以上動かない方向があるのです。
それが腰で言うと後ろを振り返るなどの捻る方向の動きです。腰椎だけでは10°程度しか捻ることが出来ません。アナログ時計で言うと分針が2分進んだだけです。よーく見ないとわからないほどわずかな動きです。それなのに腰を捻るを繰り返すと…骨同士がガシガシぶつかって腰痛のリスクを高めます。無理の掛かった動きを強要しているイメージが伝われば幸いです。
ではどうするか?そこが大切なところですね。
簡潔に言うと…みぞおちと股関節で捻りましょう。
みぞおちの高さは12個ある胸椎のほぼ中心に当たります。胸椎全体での回旋可動域はおよそ70°、腰椎の7倍です。
股関節も内股、ガニ股方向にそれぞれ45°の可動域を持っています。
両者の可動域を合わせると約115°となり後方確認は余裕を持って出来るくらいに捻ることが出来ます。
胸椎についてはお腹を軽く締めておへそは正面を向いたまま胸を回すようにするエクササイズがおすすめです。併せて肩甲骨を回すなど肩甲骨も自由に動かせる状態を作っておきましょう。
股関節については最後までしゃがみ込むくらい深いスクワットやもも前、もも裏、おしりのストレッチを行い股関節の状態を整え、実際に動く際は股関節を絞り込んでいくようなイメージを持つとしっかり動かせます。
腰を捻るのは言葉の綾で、意識はお腹を挟んだ上下、みぞおちと股関節を意識して動かしてみてください。皆さんの腰痛予防の一助になればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

